愛犬との旅行やお出かけは、楽しくてワクワクしますよね!
でも、トイレを我慢しちゃう子の場合には、
「ちゃんとしてくれるかな…」
「我慢してないかな…」
とそわそわしてしまうことも多いと思います。
いつもは上手にできるのに、お出かけとなるとしなくなってしまうことは、なんとか解決したいですよね…
今回は、こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 犬が旅行先でトイレをしない原因
- 犬が旅行先でトイレをさせる方法
- 犬のトイレについてよくあるQ&A
『トイレを我慢し続けるとどうなってしまうのか?』もお伝えしていますので、愛犬のトイレ事情に関して詳しく知りたい!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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そもそも犬という動物は、移動をしながら生活をしていましたので、排せつはいろんなところでする習性があります。
ただ、下記のような環境で育った子は、旅行先でのトイレ問題に直面する可能性が高まります。
- 完全室内飼いの場合
- 自宅周りのお散歩のみでの生活
いつも同じ環境で過ごすうちに、慣れた場所でしかしなくなってしまうのです。
こんな、ワンちゃんが増えてきているのが現状です!
同じ悩みを抱えている人は以外といます。「自分だけ」ではないので安心して対応しましょう!
これには、『マーキング』も関わっており、毎日自身のにおいを確認し、一定の場所で排せつをするようになっているのです。また、排せつ行為は、ある程度リラックスをしていないとできません。現に、ペットホテルなどでお泊りの場合、トイレを我慢してしまうことはよくあります。
いつもと違う環境、かつ常に緊張している旅行中においては、トイレをしなくなってしまいます。
散歩中に大きな音がした、犬同士でけんかをしたことがあったなど『外が怖いという印象が残っている』場合にも、外でトイレをすることに躊躇してしまう場合があります。
そもそも犬(成犬の場合)は、一日どのくらいトイレをするかご存知ですか?
- おしっこは1日2-3回程度
- 便は1-2回程度
もちろんそれより多い子、少ない子はいますので、毎日同じような回数であれば問題ないことがほとんどです。
また、マーキングをする子の場合には、ちょびちょび排尿しますし、それが普通です。
旅行先やお出かけ中などいつもと違う環境であれば、当然排せつの回数も変わります!
そのため、トイレの回数だけで過度に心配をするのではなく、元気や食欲などもあわせてみてあげて判断するようにしましょう。
愛犬がトイレを我慢している時の仕草はご存知ですか?
下記の行動が見られることが多いです。
トイレを我慢している仕草
- おしりやおまたをなめている
- くるくる回る
- 落ち着きがない
- 床のにおいをかぐ
- ハアハアしている(パンティング)
ただし、元気や食欲が低下している、吐く・下痢をしているなどのときには、体調不良で排せつにトラブルを抱えていることもあります。
『なんどもトイレに行くのに出ない』や『排せつ時に大きな声で鳴く』ような行動がみられる時はには、『尿道結石』といって、おしっこの通り道に結石がつまっていることもあるので要注意です!特に男の子のワンちゃんで多い病気ですので、異変を感じた場合には、速やかに主治医の先生に確認するようにしましょうね。
- ズバリ、一番簡単でシンプルな方法は、いつも使っているトイレトレーやトイレシートを持っていくこと
慣れている『いつものにおい』がついている場所だと、安心して用を足すことができる子が多いですね。
また、普段から外で排せつができるようにしつけていくことも方法のひとつです。
おおよそ、旅行先でトイレを我慢してしまうワンちゃんは、家の中でしか排せつができない子です。
家の中でも外でもどちらでも排せつができるようにしつけてあげれば、環境が変わってもトイレを我慢せずに過ごすことができます。
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なめても安心!
旅行先でトイレをしないを防ぐためには、日ごろのトレーニング(しつけ)と準備が重要です。
しつけのポイントは、上手にできたらしっかりほめておやつをあげることです。
これを徹底することで、しっかり覚えてくれますよ。
家族みんなが徹底することも大事で、お母さんだけ、お姉ちゃんだけ、などが行っても意味がありません。
なお、失敗しても怒ってはいけません。
『排せつをする=怒られる』と覚えてしまうこともあり、ますますトイレが苦手な子になってしまいます。
まずは、家の中でも外でもできるようにしてあげることです。
例えば、家の中でしかしない子の場合には、トイレのタイミングで外に連れ出すようにしてあげましょう。
『朝起きたらトイレをする』『食後に排せつする』などのときには、そのタイミングで外に連れ出すようになります。
逆の場合には、1日家の中でのみ過ごす日を設けることです。
トイレをしたくて玄関でうろうろしている場合には、トイレを玄関に移動させ、様子をみてあげましょう。
また、トイレのときに合言葉(コマンド)を使用してもいいでしょう。
「おしっこ!おしっこ!」「しー!しー!」などの掛け声は『コマンド』とも言われ、「この声がするとトイレをする!」と覚えるようにしつけていく方法です。
くるくる回りだしたり、においをかぎだしたタイミングで声掛けしてみるといいですね。
旅行やお出かけの際には、「いつも使ってる」持ち歩けるトイレグッズがあるといいでしょう。
いつも使ってて持ち歩けるものだと、ニオイも同じで安心してトイレがしやすい環境にできます。
以下で、おすすめの犬用トイレグッズを紹介しますね。
家でもトイレトレーを用意し、いつも必ず使うことで、「排せつ場所」を覚えてくれることは多いです。
いつも使うことでにおいをつけておくといいですね。
かさばらないよう小さめのものや折りたためるものがおすすめです。
災害時や非常時にも役立ちますので、いざというときにも備えておきたいです。
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マナーパンツを装着することで、「これをつけるといつでも排せつをしていい!」と覚えさせてあげてもいいですね。
最近では、いろいろなサイズや着け心地のものが販売されています。
愛犬に合ったものを選んであげましょう。
ただし、トイレのタイミングが分からなくなってしまう可能性もある子と、また、つけっぱなしだと蒸れてしまうことにも注意が必要です。
ペットサロンや動物病院などのペットホテルに預けた際には、ペットシーツを直接床に敷いて利用することが多いです。
そのため、トイレシーツの触感やにおいなどに慣れておくことで、いろんなシーンでの排せつができる子になります。
ただし、トイレシーツを直接敷くことで、食べてしまう事故も多くあります。
中には、胃や腸につまって、取り出す処置が必要になることも…
トイレシーツでの直接の排せつをしつけるときには、よく見ていられるときに行いましょう。
旅行中に排せつをしない理由としてよくあるのは、そもそも飲水量が足りていないということです。
旅行先では、いつも水を飲める環境にないことがほとんどです。
そのため、少し脱水をしており、トイレに行かないこともあります。
旅行先で水を飲んでもらうためには、いつものトレーで水をあげる以外には
- ウェットフードをあげる
- 水に味をつける
- 頻繁にあげる
- 水の温度を変えてみる
- 水分のとれるおやつをあげる
など工夫して飲ませてあげましょう。
外の場合には、流れる水を利用してもいいでしょう。
特に決まったトレーがない場合は、蛇口から直接飲ませてあげたり、ペットボトルから飲ませてあげてもいいですね。
だからといって、お水を与えすぎることもよくありません。
トイレが頻繁になり、ストレスがかかってしまうことや、シニア犬や外でしかトイレをしない子にとっては、泌尿器トラブルを生じる可能性もあります。
また、極端に多く飲ませた場合には、『水中毒』と言って、からだのミネラルバランスの乱れから体調不良となってしまうこともあります。
ひどい場合には、亡くなってしまうこともある怖い病気です。
なにごとも、『中庸』が大切ということですね。
以下では、犬が旅行中にトイレをしないことに関して、よくある質問にお答えいたします。
犬がトイレを我慢し続けること、膀胱炎になってしまうことがあります。
とくに、メス犬での発生が多いですね。
また、我慢しきれない状態から、膀胱が破裂してしまうのでは!?と心配される飼い主さんもいらっしゃいますが、基本的にはありません。
通常は、我慢しきれない状態になると、漏れ出るようにたっぷりと排せつするようになります。
(ただし、尿路結石などで詰まっていて出せない状態の場合には、破裂してしまうこともあります。この場合には、何度もトイレの姿勢をとっている・大きな声で鳴く・元気や食欲がないこともあわせて見られることが多いです。)
通常、下記のぐらいは我慢できるでしょう。
- おしっこは、長くても1日が限界
- 便は、2-3日
ただし、トイレの我慢は体調不良につながりますので、我慢させてしまっていないかはしっかりチェックしましょう。
人間も我慢してたらよくないのと同じですね…
トイレをしない場合には、下腹部を軽くマッサージしてあげてもいいですね。
膀胱や大腸は人と同じような位置にありますので、下腹部をトントンと刺激してあげましょう。
おまたや肛門を触ってあげても、尿意・便意につながることもあります。
ただし、強く押しすぎることは逆効果となりますので、愛犬の様子を見ながら行ってあげましょう。
犬は環境が変わることで、不安やストレスを感じます。
それゆえ、旅行やお出かけ先で、トイレをしなくなってしまうことはよくあります。
普段から、家の中でも外でもできるようにしつけてあげたり、コマンドを使ってトイレをしつけてあげましょう。
通常、トイレを我慢しきれないと、漏れ出るように排せつしますが、体調不良を生じることもあります。
旅行中はいつも以上に愛犬の様子をよく見てあげましょう!