「旅行を予定しているのに、愛犬がヒートになってしまった!」
そんなときには、旅行を延期・中止するべきかどうか?悩んでしまいますよね。
この記事では、
- ヒート時の対処法
- ヒートの前兆・特徴を見極める方法
- ヒート時のケアについて
- 犬のヒートについてよくある質問 Q&A
についてお伝えしています。
犬のヒートに関するよくある疑問についても解決していますので、ぜひ参考になさってくださいね。
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犬がヒートになったときには、パンツやおむつを履かせて対応してあげるのが良いでしょう。
汚れが気にならない場合や少量の出血時には、サークルなどに入れてあげ、何もつけずに様子を見てあげてもいいでしょう。
基本的には、おむつは人のため(床が汚れないように、掃除をしないためなど)につけるものです。
そのため、犬が嫌がる場合や皮膚にトラブルを生じたときには、外してあげるほうがいいですね。
また、ヒート中は食欲にムラが出ることもよくあります。
好きなものやおやつなどを用いて、食欲が下がらないようにしてあげましょうね。
飲水量が増加することも多いため、清潔な水をたっぷりと用意してあげるといいですね。
犬のヒートは、陰部からの出血で気がつくことが多いです。
出血量は犬によって異なり、明らかにたくさんの血が出ている場合から、ごくわずか毛に付着する程度のこともあります。
また、
- 陰部をよくなめている
- 陰部が茶色くなっている
- 排尿の回数が増える
- 陰部が膨らむ、ピンク色となる
- 人にスリスリする
といったことで気がつくこともあります。
前兆を見極めることは難しく、予期せぬ時期にヒートとなることも多いです。
陰部が柔らかくなってきた、少し茶色・赤い粘液が出てきたということは、ヒートのはじまりのサインです。
おむつは、ホームセンターやインターネットにて販売されています。
サイズや付け心地などがさまざまあるため、愛犬にあったものを選ぶようにしましょう。
おむつを常につけていることで、蒸れたり、すれてしまうことはよくあります。
そのため、定期的に外して、皮膚の状態をチェックするとともに、拭く・洗うなどして、清潔を維持してあげましょう。
痛みを生じている場合には、薬による治療が必要ですので、動物病院を受診するようにしましょうね。
また、市販のおむつではすぐに脱げてしまう場合や、お気に入りのものが見つからないときには、飼い主さん自身にて作製することも方法のひとつとなります。
使用する素材は肌荒れを起こさないよう、オーガニックコットンなど皮膚に優しいものを使用するといいですね。
洗えて繰り返し使えることも重要です。
汚れが目立たない色や見た目がかわいいものなどで作ってあげるといいですね。
以下では、犬のヒートについてのよくある疑問にお答えしています。
ヒートだからと言って、旅行を中止する必要はないです。
なぜなら、ヒートは生理現象であり、病気ではないからです。
ただ、いつもよりだるい、疲れやすいといったことはあるかもしれません。
愛犬の様子をいつも以上によく見て、こまめに休憩をはさんであげましょう。
旅行先では、車内やお出かけ先を汚さないように、出血のケアが重要となります。
常におむつを装着してあげ、床は汚れないようにバスタオルなどを敷いてあげると安心ですね。
犬のヒートは、おおよそ1~2週間程度続きます。
ただ、はじめてのヒートは2,3日で終わることも多く、気がつかないこともあるでしょう。
また、シニア犬の場合には、ダラダラ長く続くこともよくあります。
ヒートには個体差もあるため、「いつもと同じくらいの期間かどうか?」をしっかりチェックしてあげることが大切です。
犬のヒートは、半年齢~1歳までの間に1回目を迎えることが多いです。
その後は、半年に1回の周期でヒートが生じ、シニア犬になるまであります。
つまり、犬においては閉経がないため、老犬になっても生理があることが特徴です。
生理がなくなった場合には、念のため、動物病院の受診がおすすめです。
犬の子宮は、レントゲンやエコー検査にて、比較的簡単に状態の把握をすることが可能です。
ヒート中にトリミングをしても問題ありません。
ただ、トリミングサロンによっては、お断りをしているところもあります。
また、せっかくシャンプー・カットをしたのに、被毛が汚れてしまう可能性もあります。
急いでいない場合には、日を改めてあげることも方法のひとつですね。
ヒートとは違う時期の出血が見られたり、元気・食欲の低下をともなう場合には、子宮にトラブルを生じている可能性もあります。
犬の子宮トラブルの代表としては『子宮蓄膿症』があり、避妊手術を受けてない犬の4頭に1頭がなる病気とも言われています。
子宮蓄膿症になった場合には、子宮摘出や抗生剤の投与などの速やかな処置が必要となり、対応が遅れることで亡くなってしまうこともあります。
この子宮蓄膿症ですが、『黄体期』になることが多く、発情出血から2,3か月後がもっとも多く生じます。
そのため、
- いつもと違う時期の出血
- 出血が続くとき
- 元気や食欲の低下をともなうとき
- 飲水量の増加が見られるとき(子宮蓄膿症ではよくみられます)
などは、要注意でみてあげるようにしましょう。
子宮蓄膿症を予防するためには、避妊手術を行うようになります。
時期は、生後半年齢以降であればいつでもできますが、発情期は手術による出血量が若干増える傾向にあるため、避けてあげることが無難ですね。
犬の陰部が腫れてきた・茶色い液体が出ているなどは、ヒートの前兆となります。
ヒートは病気ではないですので、旅行を中止する必要はないですが、いつもより体調がすぐれないことが多いです。
そのため、休憩を多めにはさんだり、リラックスできる空間を用意してあげたりと、いつも以上に愛犬の様子を見てあげるようにしましょう!