愛犬のシャンプーを自宅で行う機会は多いと思います。ただ、正しいやり方はご存知ですか?
「お湯の温度は何℃くらいで洗えばいいのだろう…」
「どれくらいの頻度でシャンプーするべき?」
など、洗い方や頻度に不安のある飼い主さんもいらっしゃると思います。
この記事でわかること
- 犬のシャンプーの頻度
- お湯の温度
- シャンプー時のポイント
などをお伝えしています。
「愛犬のシャンプーは少し苦手だな…」「不安があるな…」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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結論から言うと、ワンちゃんもシャンプーをすることが必要です。
当然、犬も人と同じように皮脂による汚れが付着します。また、服を着ていないことから、ノミやマダニが付きやすい傾向にもあります。
そのため、シャンプーをしないことで、独特のにおいを発したり、皮膚トラブルを生じる可能性があることから、汚れや皮脂をしっかり落としてあげる必要があるのです。
一見、犬の皮膚は人の皮膚より強そうに感じますが、実際は人の1/3程度の厚さしかないといわれています。
そのため、シャンプー時には気をつけることがいくつかあります。
シャンプーをするからには、しっかり汚れを落とし、愛犬にリラックスしてもらいたいですので、以下のポイントに沿って行ってみてくださいね!
シャンプーの5つのポイント
- ①ブラッシング
- ②十分な下洗い
- ③優しくマッサージ
- ④念入りにすすぎ
- ⑤タオルドライ・ドライヤーでしっかり乾かす
「よし!シャンプーをするぞ!」と思い、いきなりお風呂に入れるのではなく、まずはブラッシングをするようにしましょう。
血流をよくしたり、「これからシャンプーをするよ!」と教えてあげることもできますので、まずは十分にブラッシングをしましょう。
シャンプーの前には、からだ全体をしっかりと濡らして、汚れを浮かせてあげましょう。
また、余計に水が跳ねずにすみますね。顔回りは苦手な子が多いため、スポンジなどを使用して、濡らしてあげてもよいでしょう。
人の頭のシャンプーと同様、ワンちゃんのシャンプーも指の腹を使用して、マッサージするように洗いましょう!
汚れが浮き出るのみならず、皮膚の血流向上も期待されます。
汚れが多い場合には、二度洗いしてもよいですね。
シャンプー剤が残っている場合には、からだにあまりよい影響を与えません。
かゆみやふけを生じることもありますね。その為、すすぎは念入りに行うのが重要です。
被毛がつややかになるように、また、皮膚を守るためにも、リンスをしてあげてもよいですね。
シャンプーが終わったら、バスタオルでしっかり水気を落としましょう。
バスタオルだけで乾くくらい、十分にタオルドライをすることで、ドライヤー時間を短縮することができます。
飼い主さんの手に風が当たるようにして乾かしてあげれば、暑すぎるということは防げますね。
からだが濡れていることで、体温が下がってしまうため、なるべく早めに乾かしてあげましょう。
愛犬のシャンプーは、人間用ではなく犬用を用いるようにしましょう。
人のシャンプーなら手軽で、泡立ちも良いため、「少しくらいよいかな…」と思って使用されている方もいらっしゃいます。
ただ、先にもお伝えした通り、犬の皮膚は人よりも薄いために、刺激が強い可能性があります。
犬のシャンプーの頻度ですが、
健康な皮膚状態の子であれば、1カ月に1~2回がよいとされています。
これ以上洗うことで、必要な皮脂まで落としてしまい、からだのバリア機能が低下してしまう可能性があります。
また、犬種や年齢によっては、皮脂が多く分泌され細かなケアが必要となることもあります。
フレンチブルドッグやパグなどは、しわの間のお手入れを定期的にしなければいけません。
そのため、皮膚病で治療中の場合や犬種によっては、主治医の先生の指示通りに洗うようにしましょう。
シャンプーも薬用を使用する場合があるため、皮膚トラブルを抱えている場合には、一度受診するようにしましょうね。
子犬の場合には、外に頻繁に連れ出すことも少ないため、こまめに洗う必要はないでしょう。
また、早くから洗うことで、「シャンプーが怖いもの!」と思ってしまう子もいます。
皮膚状態によって異なりますが、3-4カ月齢位までは特に汚れがなければ、積極的なシャンプーはいりません。6カ月齢くらいまでに1~2回入れてあげればよいでしょう。
犬のシャンプー時の温度は、
人が触って、少しぬるいなと感じる37~38℃程度がよいとされています。
というのも、犬は被毛に覆われているため、皮膚自体は人に比べると薄く、繊細なつくりとなっているからです。
また、人と違って汗をかくことができないため、体温が上がりすぎてしまうことで、からだに大きな負担がかかってしまう可能性もあります。
ただし、冷たすぎもNG。風邪をひいてしまったり、シャンプーが嫌いになってしまう可能性もあります。
シャンプーが苦手で、噛みついてくる子や、子犬・シニア犬などでシャンプーが難しい場合には、トリミングサロンや動物病院に依頼した方が安心でしょう。
プロに頼むことで、迅速かつ丁寧に対応してくれるため、愛犬にかかる負担も少なくすみます。
特に、心臓病や呼吸器にトラブルを抱えている子の場合には、シャンプー時のストレスが命にかかることもあります。
いざというときにすぐに対応できる、動物病院併設のトリミング店がオススメですよ!
犬のシャンプーは、1カ月に1~2回程度行うとよいでしょう。
お湯の温度は人がぬるいなと感じるくらいの37~38℃程度がいいですね。
皮膚トラブルがある子の場合や子犬・シニア犬では、自宅でのシャンプーが難しいと感じるシーンもあると思います。
動物病院やペットサロンも用いて、快適なシャンプーを楽しみましょう!