『ドッグフードを急に変えたら、おなかを壊してしまった…』
『開封して日が経ったドッグフードをあげたら、愛犬の体調が悪そう…』
などと、ドッグフードのあげ方によって、愛犬の様子が悪くなってしまったことはありませんでしょうか?
愛犬の食事は、あげ方や保存方法を誤ることで、体調の悪化にもつながることがあるのです。
この記事では、ドッグフードを変更する際のポイントや保存方法についてお伝えしています。
ドッグフードでうんちを固める方法もご紹介していますので、ぜひ参考になさってくださいね!
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ドッグフードを急に変えることで、おなかを壊してしまうことはよくあります。
急変することで、胃腸が対応しきれず、もしくは合わない食材が入っていたなどの理由で、下痢や嘔吐をしてしまうのです。
ドッグフードを切り替える際には、まずは新しいフードを1-2割程度と少量混ぜてあげるようにしましょう。
2日目は2-3割、3日目は3-4割…というように、徐々にその比率を増やしていくといいですね。
そして、1週間から10日程度かけて、新しいドッグフードに変更していくようにしましょう。
おなかが弱い子の場合には、様子を見ながら、さらに時間をかけて変更してもいいですね。
愛犬がおなかを壊してしまった際には、薬を使って治すことが多いと思います。
もとの食事に戻すことで、改善する場合も多いですね。
ただ、ドッグフードでうんちを固めることができる場合もあります。
例えば、ダイエット用の食事をあげた場合に、排便量が増えて、パサパサしたうんちの状態となることを経験した飼い主さんは多くいらっしゃると思います。
これは、便中の繊維質が増えたためです。
食物繊維の例は、さつまいも・かぼちゃ・レンコン・キャベツ等!
この繊維質を利用して、便が少し柔らかいときにダイエット用の食事をあげることも方法のひとつです。
また、消化器用の食事をあげるということで、うんちが固まることもあります。
こういったドッグフードには、療法食に分類されるものもありますので、詳しくは主治医の先生に相談してみてくださいね!
同様に、じゃがいもやさつまいも、かぼちゃのような野菜をあげることで、うんちが固まることもよくあります。
これらは、甘くておいしいことから、食欲の低下した愛犬にもおすすめの食材です。
「食欲はあるけど、うんちが柔らかいです…」
という場合には、一度試してみてもいいかもしれませんね。
食事量の20%以下程度で用いるようにしましょうね。
ドッグフードは、間違った保存方法をすることで、おなかを壊したり、体調を悪くしてしまうことがよくあります。
「よく食べていてくれたのに、残すようになってしまった…」
という場合には、ドッグフードが劣化している可能性もあります。
特に、夏場の暑い時期は、少しの間出しっぱなしにしておくことで、すぐに腐敗してしまうために注意が必要です。
では、以下で、ドライフードとウェットフードに分けて、安全な保存方法をお伝えしますね。
ドライフードを適切に保存するためには、
- ① なるべく小分けにする
- ② 直射日光が当たらない場所に置く
- ③ 冷暗所に保存する
ことが重要です。
国産のドッグフードは小分けになっていることが多いですが、外国産のドッグフードは『4kg』や『8kg』のように大袋で販売されていることがほとんどです。
それゆえ、開封してからの日が経つことで、風味が損なわれ、また劣化をしてしまいます。
フードの劣化には、酸化と湿気が影響しています。
酸化とは、物質が電子を失う反応であり、食品が空気中の酸素と結合して化学反応を引き起こし、過酸化物質が産生されたり、変色が生じる反応のことです。
ドッグフードには酸化防止剤が入っていますが、開けた瞬間から酸化は始まってしまいます。
専門用語が出てきてわかりずらいですが、イメージは、開封して放置したおせんべいはすぐにしけってしまい、ふにゃふにゃとあまりおいしくなく、時には臭いに違和感(油が酸化した酸敗臭)があるはずです。 ←これです!
ドッグフードもしけってしまうと、口当たりが悪くなり、当然風味も落ちてしまいます。
そのため、開封したドッグフードは、ジップロックなどを使って、なるべく小分けにして保存をするようにしましょう。
このひと手間が、愛犬の食事の質を高く維持するシンプルかつ効果的な方法いです。
酸化のスピードは、温度が高くなると速くなることが分かっています。
また、日光自体も脂の酸化を進める作用を持っており、特に紫外線によって酸化は促進されるとも言われています。
そのため、ドッグフードは、直射日光の当たらないところで保存するようにしましょう。
一般的に、食材は冷暗所で保存することが望ましいものが多いです。
これはドッグフードも同じです。
なるべく、換気の良い冷暗所で保存するようにしましょう。
ただし、(ドライフードは) 冷蔵庫での保存はおすすめできません。
というのも、冷蔵庫で保存した場合、室温に戻すことで、温度差から結露を起こしてしまうからです。
毎回結露をしてしまうことで、しけってしまったり品質の劣化につながりますので、冷蔵保存はおすすめできません。
ウェットフードは、水分量がとても多い食事であるため、開封後の劣化についてはより気をつけなければいけません。
1回で食べ切ることのできない分のウェットフードは、小分けにして冷蔵もしくは冷凍保存するようにしましょう。
冷蔵した分は、タッパーなどで小分けに保存し、2-3日で使い切るようにしましょう。
使用する際には、電子レンジで人肌程度に温めてからあげるといいですね。
冷凍した分は、1-2週間程度持つようになるため、すぐに使わない場合には、冷凍しておくと便利でしょう。
こちらも、電子レンジで温め、冷ましてからあげるようにしましょうね。
ドッグフードを変更する際には、愛犬のおなかを壊さないようにするためにも、1週間から10日程度の時間をかけて行うようにしましょう。
万が一、おなかを壊してしまった際には、もとの食事に戻すことや、高繊維のドッグフードに変更して治ることもあります。
身近な食材では、じゃがいもやさつまいも、かぼちゃなどを適量混ぜてもいいですね。
ドッグフードは、小分けにして、直射日光の当たらない冷暗所で保存することで、ある程度の期間の保存がききます。
今一度、愛犬のドッグフードの管理について見直してみましょう!