愛猫と一緒に旅行に出かけた際に、トイレをしてくれない…ということは多いと思います。
実際、お出かけ中はトイレを我慢してしまうネコちゃんは多くいます。
この記事では、
- 猫が旅行中にトイレをしない原因
- トイレ対策について
をお伝えしています。
愛猫がお出かけ先でもしっかりトイレをしてほしいな!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
猫が旅行先でトイレをしない原因は、普段と異なる環境に緊張をしているからです。
『犬は人に付き、猫は家に付く』という言葉を聞いたことのある方も多いと思いますが、猫はいつもと同じ家で過ごすことに安心感を覚えます。
それゆえ、旅行などのお出かけの際には、いつもと違うにおいや音のする状況に、ひどく不安や恐れを感じています。
そのため、トイレどころではなくなってしまい、排せつをしない、もしくは失敗してしまうことが多いのです。
猫はそもそも、あまり排せつをしない動物です。猫の祖先は砂漠に住む動物であり、水が貴重であるがゆえ、尿を濃くして排せつをしていました。
1日1回しか排せつをしない猫も珍しくなく、これにより泌尿器に負担がかかってしまうことがあります。
旅先でもおしっこやうんちを我慢することで、そのようなトラブルが生じやすくなります。
一般的に、旅行や引っ越しなどの際に、猫がトイレをしなくなってしまうことはよくあります。
同時に、いつもは行かない場所に隠れてしまったり、静かになってしまったり…ということも多いですね。
年齢や貯まり具合にもよりますが、おしっこであれば1日程度、うんちであれば2-3日程度我慢することができます。
通常、満タン状態になれば排せつをするために、しばらく様子を見てあげるといいと思われますが、どうしても出ない場合には、動物病院に相談をするようにしましょう。
猫が旅行先でもトイレをさせるためには、ある程度お水を飲んでもらうことが大切です。
緊張しているがゆえにトイレを我慢していますが、尿意があれば排せつしてくれることが通常です。
『尿道閉塞』というおしっこをしたいけど出ない!という病気でない限りは、おしっこが満タンまで貯まった場合には、必ずしてくれます。
愛猫にお水を飲んでもらうために簡単にできる方法とは、ウェットフードをあげることです。
ウェットフードはその成分の60~70%程度が水分であり、嗜好性も良いことから、水分摂取が簡単に行えます。
旅先では、食欲が落ちてしまうこともよくあるため、おいしい食事を持参することは重要ですね。
他にも、
- 温めてあげる
- 器の種類を変えてみる
- 味をつけてあげる
- 手からあげてみる
- 流れる水をあげる
などして対応してみましょう。
猫が旅行先でもトイレをしてほしい場合には、普段からいろいろな環境に慣れさせることが重要です。
例えば、動物病院やペットサロンなどのペットホテルを利用してみることもそのひとつです。
いつもと違った音やにおいがする環境であるため、はじめのうちはストレスがかかってしまいますが、慣れてくると、排せつや食事を普段のように行うことができます。
時々利用して、慣らしてみることもいいかもしれませんね。
また、ポータブルトイレに慣らしておくことも大切です。
ポータブルトイレは、いざというときに使うトイレであり、折りたたみ式のコンパクトなものが一般的です。
家でも使うようにして、大きさや触感に慣らすようにしておきましょう。
いつも使用しているネコ砂を入れてあげることで、より安心して排せつができるようになります。
移動時間が長い場合には、ポータブルトイレがまるまる入る大き目のケージを用意してあげましょう。
愛猫との旅行はトイレ以外にも、食欲のムラ、脱走などの心配もあると思います。
そんなときには、猫にお留守番をしてもらうということも選択肢のひとつとなります。
季節や年齢、性格にもよりますが、おおよそ1泊2日程度であれば、自宅にてお留守番が可能なことが多いです。
たっぷりの水と食事を用意してあげて、お出かけするようにしましょう。
それ以上の日数になる場合には、ペットホテルに預けるかペットシッターを利用するといいですね。
ペットホテルは、動物病院やペットサロンなどが行っているサービスであり、誰かが常に見ていてくれるという安心感があります。
動物病院の場合には、万が一の体調不良の際にも、すぐにケアしてくれるというメリットもあります。
ただし、いろいろな動物が出入りするために、声やにおいがストレスとなってしまう可能性があること、また一日中ケージの中で過ごさなければいけないということがデメリットとなります。
一方、ペットシッターにおいては、自宅といういつもと変わらない環境で過ごせることがメリットとなります。
お留守番は、飼い主さんがいない状況ですので、ただでさえ不安が大きいです。
それに加えて環境まで変わってしまうペットホテルでは、ストレスが大きくなることは想像通りです。
ペットシッターなら、自宅で過ごせるために、いつもと同じにおいや寝床でくつろぐことができます。
ただし、合鍵を渡さないといけないということがデメリットとなります。
前もって、ペットシッターとの信頼関係を構築しておくことが大切ですね。
旅行中は緊張や不安があるために、ネコちゃんがトイレをしなくなってしまうことはよくあります。
トイレをしてもらうためには、ある程度水分摂取をさせるといいですね。
ウェットフードをあげたり、ちゅ~るを混ぜたりして対応してみましょう。
また、普段から動物病院などに預け、いつもと違う環境に慣らしてあげるということも重要です。
「猫のトイレが心配…」という場合には、愛猫にお留守番をしていてもらうということも方法のひとつとなります。
ペットホテルやペットシッターを利用して、安心・安全に愛猫を預けるようにしましょう!