愛猫との旅行は、いつもと違った時間を過ごすことができ、とても楽しいですよね!
でも、旅行中のネコちゃんは、ごはんを食べないことがよくあり、飼い主さんを悩ませてしまいます。
この記事では、お出かけ中の猫が食事を摂らない理由とその対策についてお伝えしています。
旅先でも愛猫にごはんをしっかり食べてほしい!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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猫が旅行中にごはんを食べない原因は、いつもとの環境の違いに対応ができない状態となっているからです。
人においても、旅先で食欲が低下してしまう方もいらっしゃると思いますが、猫も同じなのです。
また、猫においては、住み慣れた家の外に出ること自体がストレスとなりますので、より一層食欲が低下してしまうことがあります。
いつもとの違った環境や状況は、愛猫にストレスとなってしまうことを覚えておくようにしましょう。
小さい頃からお出かけしていて慣れていれば、ストレスはそこまで大きくないはずですよ!
また、体調が悪くなってしまい、食欲が落ちていることもあります。
特に旅先では、ストレス状態となっているため、体調を崩しやすいことが多いです。
ごはんを食べないことに加えて、ずっと寝ている、下痢や嘔吐などといった症状が見られるときには、愛猫が示す不調のサインとして、早急に対応をしてあげる必要があります。
猫は数日食べないことで、肝臓に負担がかかってしまう動物です。
特に太ったネコの場合には注意!『肝リピドーシス』という肝機能障害を生じやすいです。
食べない期間がわずかであったとしても、「もう少し様子を見ても大丈夫かな…?」とは考えない方が賢明ですね。
また、子猫や高齢の猫でも同様です。
「少しだから…」と思って様子をみていると、一気に低血糖や脱水症状を引き起こす可能性もあります。
これらの場合には、主治医の先生に電話で確認する、近くの動物病院を受診するなどの対応が必要となります。
猫が旅先でごはんを食べるようにするためには、いつもよりおいしい食事を用意してあげることが重要です。
例えば、缶詰やパウチなどのウェットフードは、嗜好性も良いため、旅先などの緊張した環境下でもパクパクと食べてくれることが多いです。
いろんなキャットフードを持参するようにしましょう。
いつものフードでも、温めてあげるだけでもにおいの分子が拡散し、より嗜好性が増します!
あまり食欲がない場合には、ウェットフードを温めてトッピングしてあげるといいでしょう。
ちゅ~るなどのおやつも一緒に利用してみてもいいですね。
食いつきこそが肝心で、一度食すようになると、そのままごはんを食べ出すようになることは多いです。
ただし、いつもあげていないようなおやつを急にあげることで、体調を崩してしまうことがあります。
普段から食べ慣れたものを用意してあげましょう。
猫が旅先でごはんを食べないことを防ぐためには、さまざまな対策を行う必要があります。
例えば、一緒に遊んであげることも方法のひとつです。
極度の緊張から食事を摂らないこともあるので、飼い主さんと一緒に遊ぶことでリラックスができ、食べるようになってくれることは多いです。
猫じゃらしなどを用いて、一緒に遊んであげましょう。
また、落ち着けるよう、いつもと似たような環境を用意してあげることもいいですね。
旅行中は、普段使用しているペットベッドやブランケットを持参し、安心してくつろげる環境を作ってあげましょう。
ごはんを食べさせることも大事ですが、それと同時に水を飲んでもらうことも重要です。
水を飲まないことで、腎臓に負担がかかり、急性の腎臓病となってしまうこともあります。
愛猫に水を飲んでもらうためには、
- 温める
- 容器を変える
- 流れる水をあげる
- 手からあげる
…といった方法がありますが、ウェットフードをあげることが最も簡単で確実な方法です。
パウチや缶詰に少量の水を加えることで、味付きの水をあげることも可能です。
ペット用のポカリスウェットをあげてもいいでしょう。
旅行中は特に意識して水分摂取をさせるようにしましょうね。
動物病院にて食欲増進剤をもらっておくこともいいかもしれません。
飲み薬や塗り薬タイプの食欲増進剤があるので、万が一に備えておくことも安心ですね。
心配し過ぎて自分が楽しめてなかったら本末転倒なので、「持ってるから安心」というお守り感覚で持つのもありですね。
猫はそもそも、旅行があまり得意ではありません。
住み慣れた環境を毎日パトロールすることで、安心感を得る動物ですので、新しい環境にはなじみづらいのです。
そのため、旅行中はお留守番をしてもらうという選択肢もあります。
留守番中は、水と食事をたっぷり用意し、場合によっては、自動給水機や自動給餌器を用いてもいいでしょう。
1泊2日程度の旅行であれば、猫のみでのお留守番も可能だと思いますが、それ以上になる場合には、ペットホテルやペットシッターなどを利用するようにしましょう。
ペットホテルは、動物病院やペットサロンが行っており、いつでも人がいるというメリットがある一方で、安全上の都合から、ずっとケージの中で過ごさないといけないデメリットもあります。
一方でペットシッターは、自宅といういつもと変わらない環境で過ごせることが最大のメリットです。
また、食事の時間や遊び方などはオリジナルのケアが可能であり、愛猫がいつも通り過ごせるということも良い点ですね。
ただ、合鍵を渡さないといけないということが、少々不安な方も多いと思います。
前もって、顔合わせや疑問点の解決をし、しっかりと信頼関係を作っておくようにしましょう。
どちらも、前もって利用することで、猫が慣れてくれることが多いですので、短時間から利用してみるといいですね。
旅行中の猫がごはんを食べないのは、いつもとの環境の違いに緊張や不安があるからです。
「少しの期間だからいいかな…」と様子をみていると、低血糖や脱水症状を引き起こす場合や、肝臓に負担がかかる可能性もあります。
大好きなおやつや食事を利用して、食べさせる工夫をしてみましょう。
同時に飲水量にも気をつけて、愛猫と楽しい旅行を過ごしましょう!