「キャットフードは何が良いかな?」
「愛猫には、からだに良いキャットフードをあげたい!」
市場にはたくさんのキャットフードがあるため、どれを選ぶといいのか悩んでしまいますよね。
キャットフードは愛猫にあったものを選ばないと、からだを壊してしまう可能性があります。
この記事では、キャットフードの選び方や種類についてお伝えしています。
『愛猫にいつまでも健康的に過ごしてほしい!』という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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みなさま、キャットフードは何をあげていますか?
- 『特にこだわりはなく、セールのときに購入している』
- 『パッケージに魅力的なことが書かれているものをあげている』
- 『インターネットの口コミが良いものを購入している』
飼い主さんによってさまざまだと思います。
キャットフードを選ぶ際には、以下の5つのポイントに沿って選択することで、愛猫のからだ作りに配慮することができます。
以下で分けてお伝えしていきますね。
キャットフードを選ぶときに最も重要なポイントは、総合栄養食であることです。
総合栄養食とは、その食事と水のみをあげていれば、健康が維持できるような食事のことです。
総合栄養食以外には、
- 間食(おやつ)
- 療法食(病気の治療時に用いる食事)
- その他目的食(上記のいずれにも該当しない食事)
があります。
総合栄養食以外をメインであげることで、からだを壊してしまうこともあり、選ぶ際には注意が必要です。
食事のパッケージをしっかり確認してから購入するようにしましょう。
ただし、療法食は、獣医師の指示の下であげる場合には、問題ありません。
私たち人も、なるべく添加物の少ない食事を摂りたいですよね。
これはネコちゃんも同じで、添加物がなるべく少ない食事を選ぶことで、健康的に過ごせる可能性が高まります。
添加物の中には、発色剤や着色料など、『見た目』をよくするために加えられているものがあります。
ただ、猫は見た目で食事を判断しているわけではないので、こういった添加物は意味を成しません。
あくまでも、「人がおいしそう!」と思うように作られているのですね…
また、人工香料や甘味料もなるべくなら入っていない方がいいですね。
良い素材を使用したキャットフードなら、あえて香料や甘味料を使う必要はないからです。
ちなみに、酸化防止剤や保存料のように必要な添加物もありますので、必ずしも無添加にこだわる必要はありません。
ただし、保存料は緑茶抽出物やハーブなど天然成分のものが使用されているとよりいいですね。
どういった添加物が使われているのかは、しっかりとチェックするようにしましょうね。
入ってても問題ない添加物の例のまとめ
- 酸化防止剤や保存料 (緑茶抽出物やハーブなど天然成分ならなおよし)
入ってるとあまりよくない添加物の例のまとめ
- 発色剤や着色料 (『見た目』をよくするために加えられているもの)
- 人工香料や甘味料
猫は本来、肉食動物です。
そのため、食事のメインは、良質なタンパク質である必要があります。
タンパク質は、エネルギー源となるだけでなく、筋肉や皮膚、被毛や血管などの成分としても利用されます。
タンパク質源としては、動物性のものと植物性のものがありますが、ネコちゃんには前者が豊富に含まれた食事を選んであげるようにしましょう。
ネコちゃんの場合は、植物性ではなく動物性のタンパク質源でないと必須アミノ酸の”タウリン”が十分摂取できないので注意!
また、高齢な子の場合には、消化機能が低下し始めているので成猫期と比較するとタンパク質が豊富に含まれた食事の方がいいですね。
なお、キャットフードの成分表には、原材料が多い順に記載されていますので、今一度チェックしてみましょう。
いわゆる名の知れた大手企業が製造販売しているキャットフードは、たくさんの研究結果や販売実績があります。
そのため、安全性や信頼性などもよい傾向にあります。
必ずしも名の知れたメーカーが良いというわけではないですが、選ぶ際には参考にしたいポイントです。
どんなにからだに良いとされるキャットフードであっても、食いつきが悪いと意味がないですよね。
それどころか、食事の楽しみを奪ってしまう可能性もあります。
からだに良いとされる食事は、味がいまいちなこともしばしばあります。
そのため、愛猫が飛んでくるような、食いつきの良い食事を選んであげることも、キャットフードを選ぶ際には大切な項目です。
そもそも安全なキャットフードとは何でしょうか?
キャットフードの安全性については、きちんとしたルールがあります。
平成21年(2009年)6月1日から 『愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律』(ペットフード安全法)が施行されており、キャットフードもこの基準を満たすように作られています。
この法律によって、健康に悪影響を及ぼす可能性のあるペットフードの製造や輸入販売が禁止されています。
キャットフードにおいては、賞味期限や原産国名、原材料名などをきちんと記載する義務があり、また国は国内に流通するペットフードを監視し、問題が生じたときには、廃棄や回収を事業者に命じることができます。
こういった法律が制定された背景には、有害物質が混入したフードが原因となり、多数の動物が亡くなるという事件が生じたからです。
そのため、市場に流通しているキャットフードにおいては、一般的にはすべてが安全なものと言えます。
ただ、あまりにも安価である場合には、ブローカーによって安く買われて供給されている場合や、副産物を主に使用したものもあり、注意が必要です。
”安かろう悪かろう”を疑うことは悪い事ではないですね
キャットフードの種類には、水分量に応じて、さまざまな形状のものがあります。
- ① ドライ (水分含量が10%以下)
- ② ウェット (水分含量が60~80%程度)
- ③ 半生タイプ (水分含量が25~30%程度)
ドライフード(カリカリ)は、水分量が10%以下となっているキャットフードを指します。
一般的には、ドライフードを主食としてメインであげることが多いと思います。
というのも、カロリーのコントロールが簡単であること、保存しやすく他のフードと比べると安価であるからです。
また、『カリッカリッ』と噛むことで、歯垢や歯石が付きづらく、歯周病になりにくいというメリットもあります。
ただし、ドライフードのみの場合、食事から水分を摂取することが難しく、泌尿器トラブルを予防するためには、水を飲ませる工夫をする必要があります。
例えば、水の容器を1か所ではなく、猫ちゃんが良く行く場所に複数個所置いておくのが良いでしょう
ウェットフードは水分含量が60~80%程度の食事のことです。
缶詰やパウチタイプとして販売されています。
ウェットフードは嗜好性がよく、愛猫が喜んで食べる傾向にあります。
また、水分含量の多さから、泌尿器トラブルを生じやすい猫にとって、水分を確保できるというメリットがあります。
一方で、デメリットとしては、開封後の保存がきかないこと、ドライフードに比べると割高であることがあります。
歯垢や歯石も付きやすいことが難点ですね。
半生タイプはセミモイストタイプとも呼ばれ、水分含量が25~30%程度の食事のことです。
半生タイプも、ウェットフードと同様に、食いつきがよいことが特徴です。
ドライフードのように手軽に与えることができるメリットがある一方で、添加物が多く使用されていることもあり、注意が必要です。
キャットフードを選ぶ際には、
- 総合栄養食である
- 無添加、もしくは添加物が少ない食事である
- 良質なタンパク質を用いている
- 大手企業が製造販売している
- 食いつきがよい
といった5つのポイントを押さえることで、愛猫が健康的に過ごせる可能性が高まります。
今一度、愛猫のキャットフードについて見直してみましょう!