愛猫から口臭がしたり、歯みがきが上手にできない場合には、
「動物病院に行くべきかなぁ~」
「なにか良い方法はないかな…」
と悩んでしまいますよね。
安心してください、皆さん一度は通る道なので悩む必要はありません。
実は、2歳以上のネコちゃんの約8割が歯周病の予備軍と言われています。
そのため、猫の口腔のケアはとても重要となってきます。
この記事では、下記をそれぞれ解説してお伝えしています。
- 歯周病の症状
- 歯みがきの方法
- 自宅で簡単にできる口腔内のケア方法
「愛猫の口腔環境をきれいに保ちたいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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猫の口臭は、本来無臭です。
そのため、口のにおいが気になるときには、歯周病の可能性があります。
歯周病とは、歯を支える組織(歯根膜、歯槽骨、歯肉、セメント質など)が破壊・吸収されることで歯を失ってしまう病気のことです。
犬や猫は、人と違って虫歯にはなりづらいですが、この歯周病にはよくかかります。
犬や猫は歯がとがった形をしているため、歯垢自体が付きづらいこと、また、人の口腔内が弱酸性である一方で、犬や猫はアルカリ性であることなどが理由とされています。
そもそも、歯周病の原因は、歯垢(プラーク)の中にいる歯周病細菌です。
歯垢が付くことで、歯を支える組織に炎症を起こしてしまうのです。
また、猫の歯垢は、『3日間』という速さで歯石に変化してしまいます。
人では、14日間程度かかるため、4.7倍というすごいスピードということが分かりますね。
そのため、猫の歯周病ケアは、速やかに歯垢を除去してあげる必要があるのです。
ネコちゃんが歯周病である場合には、口臭があること以外にも、
- 口から血が出る
- 食べにくそうにしている
- 前足で口周りを気にしている
- 口周りによだれがついている
- 口周りが茶色く変色している
- 歯石がたくさんついている
- 歯茎が腫れている
- 歯が抜ける
…といったことも見られます。
歯周病が進行すると、口周りの症状だけでなく、『元気がない』『ごはんを食べない』といったことが見られる場合もあります。
顎や頬部まで炎症が広がり、顔が腫れてきたり、眼の下に穴が開いてしまうということも…
最終的には、肝臓や腎臓などの全身の臓器にまで炎症が広がってしまうこともある怖い病気なのです。
ネコちゃんがご飯を食べない理由は、口のトラブル以外にもさまざまあります。
「愛猫が食事を摂らない理由は、口のトラブル以外に何があるのかな…?」という飼い主さんは、以下の記事もご参照くださいね。
キャットフードを食べない理由は? ~手軽にできる食欲アップの方法~「愛猫の歯をみがいてあげたい!」と思っても、怒ってしまったり、嫌がってしまうことも多いです。
しまいには、噛まれて嫌われてしまい、二度と歯みがきができない状況となってしまうということはよくあります。
猫は犬と違い、口周りを触られることに慣れていない子が多いため、歯みがきは想像よりはるかに難しいです。
ただ、歯のケアを怠ると、歯周病になる可能性が高まるため、できる範囲で歯みがきを中心としたケアをしてあげるようにしましょう。
なるべく子猫の時から”歯磨きを習慣づける”ことができるのが一番効果的です!ただ、大きくなってから習慣にするのは難しいので、後ほど違う方法を紹介します。
一般的には、ドライフードよりもウェットフードの方が、歯垢が付きやすい傾向にあります。
そのため、成猫の場合、基本的には、ドライフードをメインであげるとで確率を下げることができます。
ドライフードは、「カリッカリッ♪」と噛むときに、唾液がたくさん出て、強い健康的な歯になります。
とはいっても、水分を摂るためにもウェットフードはとても重要です。
『ミックスフィーディング』という、ドライフードとウェットフードを混ぜてあげる食事スタイルにすることで、歯を含めたからだ全体の健康を保ってあげることができます。
猫の歯みがきをするためには、まずは口周りに触ることに慣れされましょう。
いつも愛猫をなでるような感じで、頭から口周りを触ってみましょう。
口周りを触ることに慣れてきたら、口の中に指を入れてみましょう。
いきなり指を入れるとびっくりしてしまうので、ちゅ~るやウェットフードをなめさせながら、行うといいですね。
ちゅ~るだと興奮して噛んでしまうこといますので、その場合には、ペット用の歯みがき粉を使ってみましょうね。
指を入れることに慣れてきたら、歯ブラシを持って口の中に入れてみましょう。
最初は『みがく』というより、噛ませるような感じで行ってみるのがポイント!
なお、歯と歯茎の間に歯垢は貯まりやすいため、そこを中心にみがいてあげるよう意識して行ってみましょう。
ちなみに、最も汚れやすい部位は上顎の臼歯(おくば)です。
歯の内側は汚れにくいため、無理に行う必要はないですよ。
歯みがきシートを用いて歯みがきをする飼い主さんも多くいらっしゃいますが、歯磨きシートの誤食の事故はとても多いです。
誤飲してしまった場合には、胃腸につまってしまう可能性もあるため、動物病院で吐かせる処置をする必要があります。
「きれいにみがいてあげよう!」と思って行っているのに、動物病院で処置を受けるようになる…ということはとても残念ですよね。
そのため、歯みがきシートを用いるときは、しっかり指に巻き付け、愛猫に食べられないように注意をしましょう。
歯みがきシートは、最もきれいにすべき歯と歯茎の間のケアが難しいこと、また、このように誤食事故が多いために、ネコちゃんではあまりおすすめできないことも多いです。
歯みがきが苦手にならないためには、なるべく子猫のうちから行うことが重要です。
子猫の場合には、無理におさえることなく、遊びながら始められるからです。
永久歯が生えそろう6カ月くらいまでに慣れさせてあげるといいですね。
もちろん、成猫になってからもできますが、抵抗してやらせてくれない子もしばしばいます。
歯ブラシは、動物用、もしくは人間の小児用を用いるようにしましょう。
猫の歯みがきは、理想を言えば、人と同じように食事ごとに行うといいですが、実際はとても難しいです。
そのため、1日1回どこかのタイミングでできるといいでしょう。
難しい場合には、2-3日に一度でも問題ありません。
というのも、上記でお伝えした通り、猫の歯垢は3日で歯石に変わるので、その間に落としてあげるといいからです。
「今日は前歯だけ」「今日は左側だけ」など、工夫してやってみましょう!
猫の歯みがきをする際に、歯みがき粉は使ってあげたほうが良いです。
その方が、歯と歯ブラシの摩擦がなくなること、においで歯みがきへの苦手意識がなくなることなどがあるからです。
歯みがき粉には、バニラ味やチキン味、カツオ味などさまざまな風味のものがありますので、愛猫が気に入るものを選んであげるようにしましょう。
※なお、人用の歯みがき粉は使ってはいけません※
というのも、人用の歯みがき粉には、キシリトールが配合されている場合があり、これは猫にとっての中毒物質となるからです。
猫がキシリトールを大量に摂取してしまった場合には、低血糖になることもあり、緊急的な処置が必要となります。
人用の歯みがき粉は使わないようにしましょうね。
歯みがき粉を使用しない場合には、出血することが多いです。
(もちろん使用した場合でも、出血をすることはあります。)
出血した場合には、少量であれば、すぐに止まるため、そのまま様子を見てあげるといいです。
ただ、ダラダラ流れる血が出る場合や、歯みがきのたびに出血をする場合には、歯茎が弱っている可能性もあります。
近いうちに動物病院で診てもらうようにしましょう。
猫の歯みがきは難しいですので、おやつやおもちゃとして販売されている歯みがきグッズもおすすめです。
大きな形状や硬い素材でできているため、噛むことで歯垢が除去できるようになっています。
主食のごはんとして歯のケアができる商品もありますね。
ただ、おやつタイプの歯みがき商品は、カロリーが高いこともあり、使い過ぎには注意しましょうね。
おもちゃタイプのものは、あまり固い商品の場合には、歯が折れてしまうこともあります。
ある程度、弾力性のあるおもちゃを選んであげるようにしましょう。
また、基本は歯ブラシによる歯みがきが大事ですので、100%の効果があるものではないです。
歯みがきのおやつやおもちゃはあくまでも補助として使用するようにしましょう。
歯みがきガムを丸のみしてしまう事故はよくあります。
場合によっては、のどに詰まってしまったり、胃に停滞して嘔吐の原因となることもあります。
特に子猫やシニア猫では注意が必要です。
歯磨きガムが小さくなってきたころには、取り上げて噛ませないようにして対策しましょう。
取り上げる際には、「取られまい!」として慌てて丸のみしてしまう子もいますので、ある程度の大きさで捨ててしまうこともいいですね。
猫のサプリメント『食べる歯磨き革命』は、日々の食事にトッピングして歯磨きの補助ができる健康食品です。
粉末であるため、使いやすく、毎日簡単に利用ができます。
『食べる歯磨き革命』は、口腔内を健康に保つプロポリスやポリフェノールが豊富な青パパイヤなど、体に良いとされる素材がふんだんに配合されています。
また、着色料や香料、保存料を使用せず、無添加、無農薬であることも、おすすめポイントの一つとなります。
チーズなどの嗜好性の強い原材料やお茶の成分も使用していないため、愛猫に安心して使用できると思われます。
愛猫の健康を考えている飼い主さんなら、サプリメントのみならず、キャットフードの無添加にもこだわりがあるはず。
キャットフードには選ぶ際にいくつかのポイントがあり、これに沿って選ぶことで、愛猫が健康的に過ごせる可能性があります。
キャットフードの選び方については、以下の記事をご参照くださいね。
もうキャットフード選びで迷わない!~いらない添加物は?~『食べる歯磨き革命』の使い方はとても簡単です。
粉末の商品を食事にかけて与えるだけで、簡単にお口のケアが可能となります。
麴菌発酵の酵素が入っているため、体内以上の温度の食事にかけてしまうと、効果が弱まってしまうことのみ注意が必要です。
また、完全無添加の歯みがき粉としての使用も可能です。
2-3日に一回の歯磨きがなくなり、猫ちゃんもパートナーさんも憂鬱な時間が楽しい時間として使えるようになるので、お互いWin-Winの商品ですね。
2歳以上の猫の約8割は歯周病予備軍と言われています。
歯周病を予防するためには、歯みがきを含めた口腔内のケアをしてあげる必要があります。
ただ、ネコちゃんの歯みがきをすることは、とても難しいです。
最初は口周りを触ることに慣れさせつつ、最終的には歯ブラシを使って、週に2-3回は行えるようになるといいですね。
愛猫の歯みがきが難しい場合には、食事に混ぜるだけのサプリメント『食べる歯磨き革命』がおすすめです。
ぜひ試してみてくださいね!