キャットフードは、正しく保存をしないと劣化をしてしまい、食いつきの低下につながります。
でも実際のところ、上手にキャットフードの保存をできている飼い主さんは、少なく見受けられます。
今回は、こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- キャットフードの保存方法や保存容器について
- それぞれのシーンごとのおすすめの保存方法
「愛猫のキャットフードの管理をしっかりしたい!」という飼い主さんには、参考になると思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。
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開けたてのキャットフードは、『まさに愛猫が飛びつく!』いい匂いがします。
その一方で、開けてから数日たったものでは、なんとなく変なにおいがする…という場合もしばしばあります。
猫ちゃんは、「見た目」ではなく「ニオイ」で食欲が大きく作用するので気にしてあげてください!
特に夏場の暑い時期には、もわっとした臭いにおいがすることもあります。
キャットフードが劣化した場合の影響
- 影響1: 食いつきの低下
- 影響2: 食感が悪くなる
- 影響3: カビが発生する原因となる
- 影響4: 害虫の侵入によりアレルギーの原因
原因不明の下痢や嘔吐がある場合、『実は悪くなった食事が原因だった!』なんてこともしばしばあります。
そのようなことにならないよう、以下で、正しいキャットフードの保存方法についてお伝えしますね。
キャットフードの正しい保存方法は、『小分けにして、直射日光を避けた冷暗所』におくだけです。
当たり前と思うかもしれませんが、意外とできていない人が多いのも事実です。
「なぜか…?」それは、
- 最初に小分けにするのが手間…
- 保管場所が生活する空間から少し離れていて結局近場においてしまう…
こんな風に、時間的な制限などによって意外とハードルが高いと感じる人もいるでしょう。
少し手間と時間はかかりますが、しっかり空気の通る冷暗所に保存するようにしましょう。
めんどくさがらず、最初のこのひと手間を掛けることでお金の節約(捨てなくて済む)や猫ちゃんの健康に貢献できるので、先行投資です!
開封後の保存方法については、ドライフードとウェットフードで異なりますので、分けてお伝えします。
ドライフードのオススメ保存3つのステップ
- 開封後は、一食分をジップロックや小分けの容器に入れる
- 小分けにした日時を記載
- 常温の冷暗所で保管(温度変化の激しいキッチンやお風呂場の近く、地下の収納スペースは避ける)
ドライフード(特に何キロもあるお得パックのような大袋の場合)は開封後、何日もかけて食すことになります。
それゆえ、「開封後は冷蔵庫保存が安心かな?」と思い、冷蔵庫や野菜室で保管している方は多くいらっしゃいます。
ただ、この保存方法はあまりよくありません。なぜなら、冷蔵庫に入れておいたキャットフードを外に出すと、温度差から結露をして風味や品質が落ちてしまう可能性があります。開封後のドライフードは、必ず常温の冷暗所で保管するようにしましょう。
キッチンやお風呂場の近く、地下の収納スペースなどは、温度や湿度の変化が大きくなりますので、注意をしましょう!
お得パックのような大袋の場合は、1カ月以内には使い切るようにするといいですね。何日も、時には数カ月単位で使用することで、フードの劣化は顕著になります。
「最近、愛猫がキャットフードを残すようになったな…」という場合には、キャットフードが酸化やしけっている可能性もあります。
湿気たおせんべいはまずいですよね…それと一緒です!
缶詰やパウチなどのウェットフードは、開封してしまうと、冷蔵保存で1-2日しか持ちません。
使い切れない分は、速やかに冷凍保存をするようにしましょう。使用する際には、電子レンジで人肌程度に温め、十分に冷ましてからあげるようにするといいですね。冷凍した場合にも、1-2週間以内に食べさせるようにしましょうね。
ネコちゃんが大好きなチュールにおいても、1回で食べ切れない分は、ラップに包むなどして冷蔵、もしくは冷凍保存して使用しましょう。
キャットフードは、『ネコちゃんを何匹飼っているか?』で保存方法を変える必要があるのか疑問に思いますよね?
結論は、一緒です。
保存の基礎
- 1食分を小袋に分ける(大袋で買った場合は、手間ですが分ける)
- 缶詰やパウチは、一度で使い切る分以外は、しっかり冷凍保存して分けて与える
- 常温の冷暗所で保管
小袋のキャットフードは、最近では国産のキャットフードとしてよく販売されており、おやつ感覚であげられる総合栄養食のカリカリも多くあります。
「きっとすぐに使い切るから、そのままでいいかな~」と思い、大袋のままあげている方もいらっしゃると思います。ただ、上記でお伝えした通り、劣化をしてしまいますので、必ず小分けにして保存をするようにしましょう。
適切な保存容器を選ぶことで、上手にキャットフードの保存ができます。
オススメの保存容器
- ドライフード:ジップロック
- ウェットフード:電子レンジ対応の小さいタッパー
ドライフードの場合には、ジップロック。密封にできるかつ安価でおすすめです。
また、パッキンがついていて、密封性が高い容器のものも、繰り返し使えて便利です!
何度も使うモノの場合は、構造がシンプルで洗いやすいものが、衛生面から重要ですのでお忘れなく。
ウェットフードの場合には、傷みを防ぐためにも、小さいタッパーに分けて保存するといいですね。
密閉できる容器や袋を使用すれば、より安心できると思います。電子レンジ対応のものを用いることで、使用時も簡単に温め直しができ楽ですよ。
キャットフードは、劣化を防ぐためにも適切に保存する必要があります。
ドライフードは、直射日光の当たらない、風通しの良い冷暗所に、なるべく小分けにして保存をしましょう。
ウェットフードは、1-2日で使い切る分は冷蔵保存を、それ以上になる場合には、冷凍保存をしましょう。
保存容器は、しっかり密封ができ、構造がシンプルなものが衛生的です。
愛猫のキャットフードの保存について、今一度見直してみましょう!