忙しい毎日に、冷凍食品は欠かせないですよね。
最近では、おうち時間の増加にともない、冷凍食品を多く貯蔵している方も増えています。
手軽で便利な冷凍食品ですが、「栄養価はどうなのだろう…?」と不安のある方もいらっしゃると思います。
なので今回は、こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 冷凍食品の栄養価
- 愛犬に利用できる冷凍食材
- 冷凍食品の豆知識
についてお伝えしています。
「愛犬の食事に冷凍食品を取り入れたいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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冷凍食品はとても便利ですが、「栄養価が下がっているのでは…?」と思われている方も多くいらっしゃいます。
旬の野菜においては、季節外れで育てられたものよりも、栄養価が高いという特徴もあります。
また、冷凍されることで、酸化や酵素の働きが抑制され、細菌の増殖を防ぐこともできます。
このように、冷凍食品にはメリットが多くあるため、食生活に取り入れることをオススメいたします。
冷凍食品は手軽で、栄養価も維持されることが特徴ですが、上手に冷凍することがとても重要です。
みなさまご存じの通り、冷凍食品を解凍すると、「べちゃっ」とする印象がありますよね。
これは、肉や魚、野菜などの食品が、60%程度の水分を含んでいることが理由としてあります。
食品を生の状態で冷凍すると、細胞膜や細胞壁が壊れてしまいます。そのため、解凍すると細胞内から水分が出てしまい、「ぐにゃっ」「ふにゃっ」と柔らかく感じるのです。この水分は『ドリップ』と呼ばれ、食品本来のうまみや栄養も逃げてしまいます。
ドリップを防ぐためには、冷凍前の下ごしらえが重要です。
食品中の水分をなるべく少なく抑えるようにするといいのです。
おすすめの下ごしらえの方法とは、
- 野菜類はゆでること
- 調味料で水分を出すこと
などがあります。
野菜は、水分量が70~80%程度と特に多いため、冷凍して解凍するとドリップが多く生じます。
ゆでる、下味をつけるなどの下ごしらえがすんでいるため、使うときに時短となることもメリットですね。
また、急速冷凍(市販の冷凍食品の多くは、-35℃以下で急速冷凍されている)ができる場合には、こちらもおすすめです。
家庭では難しいことも多いですが、
- 食品の厚みを薄くする
- 保冷剤を使用する
- 家庭用の急速冷凍庫を使用する
などして、なるべく速く凍らせる工夫をしましょう。
すぐに食す場合には、冷蔵保存がおすすめです。
野菜であれば、野菜室で2-3日程度となるでしょう。
そのため、すぐに食さないときは、新鮮なうちにゆでて冷凍し、摂取できる栄養価は高めておくようにしましょう。
冷凍する場合には、上記でお伝えした通り食感が変わってしまうため、冷凍方法や調理を工夫してカバーする必要があります。
愛犬に冷凍食品を使用する際には、以下の食材がおすすめです。
中毒になる可能性もあり、使用を控えた方がよい食材もお伝えしていますので、ぜひ参考になさってください。
ホウレンソウやブロッコリーは、手軽にビタミンやミネラルが摂取できるため、オススメ!
カボチャやサツマイモなどは繊維質が豊富で甘みもあるため、便秘気味の愛犬に利用ができそうですね。
ゆでてから冷凍することで、解凍してからも甘味たっぷりで与えることができます。
犬にあげてはいけない野菜としてネギ類は有名ですが、これは冷凍した場合も同じです。
ネギ類としては、たまねぎや長ネギに加えて、ニラやラッキョウ、エシャロットなども犬にはあげてはいけない食材です。
愛犬が好み、冷凍に向いているフルーツとしては、バナナやイチゴがあります!
丸ごと飲んでしまい、のどにつっかえてしまう可能性もあるため、ジューサーを使用したり、解凍してから用いる方が安心です。
また、栄養素の制限をされている場合にも、主治医の先生に確認してから与えるようにしましょう。
冷凍した肉や魚も、手軽にタンパク質源として摂取できるためおすすめです。
小さくカットし、一つずつラップでくるんで保存すると、電子レンジで温めることも簡単にできます。
電子レンジ調理の場合、肉汁を閉じ込めることができ、愛犬の食いつきが増すこと間違いなしですよ!
ささみや牛肉など、少量ずつ組み合わせてあげられることも、冷凍ならではのメリットです。
普段のドッグフードに、冷凍野菜を加えてみましょう。
おすすめ野菜は、上記でお伝えしたホウレンソウやブロッコリーに加え、かぼちゃやさといも、ナスなどもいいですね。
ただし、犬は野菜の分解があまり上手ではないため、用いる野菜の量は、食事量全体の10~20%程度にとどめるようにしましょう。
また、野菜は毎日同じものをあげるのではなく、ローテーションで与えた方が栄養に偏りが生じません。
冷凍食品は、下処理や急速冷凍をすることで、栄養価の低下を防ぐことができます。
小さくカットして冷凍することで、愛犬の食事にパパっとトッピングすることができ、時短で調理が可能です。
今日から冷凍食品を取り入れて、愛犬と健康的な生活を送るようにしましょう!
- ベターホーム 冷凍の科学
https://www.betterhome.jp/lp/book_01/