夏野菜として食卓を彩る『ナス』。犬もおいしく食べられる食材です!
柔らかく、味がしみこみやすいため、さまざまな料理に利用できますよ。
なので今回は、こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- ナスの機能性成分
- ナスのあげてよい量
- ナスのおすすめレシピ
などをお伝えしています。
「愛犬に旬のナスを食べさせてあげたいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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人ではおいしく食べられるナスですが、ワンちゃんもおいしく食すことができます。
ナスは夏野菜のイメージがありますが、5~10月ごろの初夏から秋にかけてと、旬が長い野菜です。
栄養満点で、水分やミネラルも豊富に含んでいるので夏場の熱中症予防としておすすめできます。
ナスのきれいな紫色は、アントシアニン(ナスニン)という色素によります。
アントシアニンはポリフェノールの一種であり、すなわち抗酸化作用(活性酸素を除去する作用)があります。
ナスには他にも、
- カリウム:血液や細胞の成分となる、余分なナトリウムの排せつに関与
- 食物繊維:便通改善、コレステロール値を抑える
- ビタミン類
- コリンエステル:血圧改善、精神作用
などがたっぷり含まれています。
- 水分が豊富でスポンジのようにかさのある食材ですので、ダイエット中の愛犬の腹持ち維持にもおすすめです。
ちなみに、『秋茄子は嫁に食わすな』ということわざがありますが、これはナスがからだを冷やすため、出産を控えた嫁に食べさせることはよくないという意味があるそうです。
逆に考えると、夏場の暑さ対策や水分補給におすすめの野菜と言えそうですね。
なにかの病気で治療中の場合には、主治医の先生に確認してからあげるようにしましょう!
犬にあげてよいナスの量に決まりはありませんが、総合栄養食にトッピングする野菜の量は10~20%程度までと言われています。
さらに、野菜の種類はローテーションで与えた方が栄養が偏りづらくなるため、それを意識してナスを取り入れるようにしましょう。
ナスをはじめてあげる場合には、少量からにし、様子をよく見てあげましょう。もちろん、個体差がありますので、ナスを食べて下痢や嘔吐などを生じた場合には、動物病院を受診するようにしましょうね。
ナスは、人が食べるときと同じように、調理をしてあげるようにしましょう。
生のまま食べることで、胃腸に負担がかかってしまうこともあります。
- ナスの紫色の成分であるアントシアニンは、水に溶けやすい性質があるため、ゆでることで水中に溶けだしてしまいます。ゆでた場合には、ゆで汁ごと与えるようにしましょう。
効率よく摂取するためには、揚げたり、オリーブオイルでいためたりすることがよい!
ナスは油との相性が抜群で、適量の油を使うことでおいしくなる効果もありますよ。
ただし、たくさんの油を使用すると、太ってしまうこともあります。
適量の油で調理するように、太っている子や脂質の代謝が上手ではない子は、別の調理法で作ってあげましょう。
ナスは細かく刻んで与えるようにしましょう。
というのも、犬は丸のみをする習性があり、勢いよく食べた場合には、のどにつまってしまう恐れもあるからです。
のどにつまった場合には、命にかかわることもあり、早急な処置が必要となります。
ナスの皮はむかない方がよいでしょう。
なぜなら、上記でお伝えしたポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含んでおり、抗酸化作用が期待されるからです。
ナスは犬に与えてよい食材ですが、あわない場合には、下痢や嘔吐を引き起こすこともあります。
葉っぱや茎には毒素が含まれていますので、与えないように注意しましょう。
愛犬にナスを与える場合には、市販でのものを適量にとどめるようにしましょうね。
万が一、ナスを食べてから、いつもは見られないような症状が出たり、「なんとなく元気がない…」「食欲がない…」など不調が現れた場合には、動物病院に相談するようにしましょう。
愛犬におすすめのナスを使ったレシピとしては、ラタトゥイユがあります。
ナスのほかにもトマトやズッキーニなどの夏野菜を使い、鶏レバーなどの肉類を一緒に蒸し煮にすることで、簡単においしいナス料理ができあがります。
少量であれば、チーズをトッピングすることで、より食いつきが増すようになります。また、ブロッコリーや鮭などと一緒に豆乳(牛乳)とオーブンにかけるだけで、グラタンに大変身!
残った分には味付けをし、人の食事として提供することで、一石二鳥ですね。
ナスはオリーブオイルで炒めたり、揚げたり、ゆでたり…と、調理をしてからあげるようにしましょう。
水分たっぷりの食材なので、夏場の水分補給におすすめです。
また、ナスの皮部分には、ポリフェノールがたっぷりと含まれており、抗酸化作用が期待できます。
ただし、あわない子もいるため、下痢や嘔吐、かゆみなど変調が見られた場合には、あげることを中止し、動物病院を受診するようにしましょう。