ふわふわ、モコモコ、呼べばトコトコやってくる…愛犬はとってもかわいいですよね!
でも、そんな愛犬の顔がクンクンと近づくと、「なんかにおうな…」と感じることはよくあります…
なので今回は、こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 犬のにおいの原因
- 犬の消臭方法
などをお伝えしています。
「愛犬のにおいが気になるな…」「におい消しの対策をしたいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
犬特有のにおいは、『アポクリン汗腺』という汗腺から出る脂っぽい汗が、空気に触れて酸化し、雑菌が繁殖することで生じます。
『犬は汗をかかない』ということは有名かもしれませんが、これは『エクリン汗腺』というサラサラの汗を出す汗腺が非常に少ないからです。※エクリン腺は、肉球や鼻の頭付近にしかありません。
一方、アポクリン汗腺は全身にあるため、実は脂っぽい汗はからだ中にかいているのです!
アポクリン汗腺からの汗は、体臭の元にもなりますが、犬同士のコミュニケーションツールとして利用されています。
大型犬の方がよりにおうことが多いですが、これはアポクリン汗腺の数もそれだけ多いからです。
また、きれいに保っていた場合でも、おしっこ臭やフン臭がにおってくることもあります。特に、マーキングをする子やうれションをしてしまう子、うんちが緩い子などは、その傾向がありますね。
愛犬のにおいを消す方法を5つ紹介します。
においを消す方法
- シャンプーをする
- ペット用のウェットシートで拭く
- ブラッシングをする
- 歯みがきをする
- 耳のにおいをチェックする
それでは、一つ一つ説明していきます。
もっとも簡単で効果的ににおいを消す方法としては、シャンプーがあります。
余分な皮脂を落とすことで、雑菌が繁殖することを防ぎます!
- シャンプーはしっかりと洗い流し、洗浄液が残らないようにする。
- タオルドライ後、ドライヤーで乾かす。
皮膚トラブルがある子の場合には、専用の薬用シャンプーにて定期的に洗うようになります。また、ドライヤーを使用しないという指示が出る場合もあります。
こちらは主治医の先生にご確認くださいませ。
犬は、人と違って、毎日お風呂に入りません。
そのため、皮脂が多い部位や食べかすなどは、定期的に拭いてあげるようにしましょう。
また、口周りの毛が長い子については、ペット用ウェットシートにて常に清潔を保ってあげると同時に、余剰な被毛をカットすることもおすすめです。
口周りの毛が長い子については、ペット用ウェットシートにて常に清潔を保ってあげると同時に余剰な被毛をカットすることもオススメ!
ブラッシングをすることで、被毛の流れを整え、通気性をよくしてあげることができます。
汚れやにおいの原因を落としてあげることもできますね。
また、皮膚への刺激にもなり、血行促進により新陳代謝が活発となります。
口がにおう場合には、歯みがきをしましょう。
犬の歯みがきは、歯ブラシを用いることが重要です。というのも、歯と歯茎の間の汚れは、歯みがきシートや歯みがきガムなどでは取れないからです。
犬は歯周病になる子が非常に多く、2歳以上の犬の8割程度が歯周病予備軍ともいわれています。
歯みがきを嫌がる愛犬も多いですが、できるかぎり頑張りましょう。
「愛犬が最近よくにおうな…」と感じる場合には、耳が汚れている可能性もあります。
外耳炎は再発しやすい病気であるため、定期的に受診すると安心ですね。
愛犬の耳がにおう場合には、ご自身で耳掃除をするのではなく、まずは動物病院を受診し、診てもらうようにしましょう。
洗浄方法や点耳薬のさし方を教わり、おうちで実践するようにしましょう。
家の中のにおいを消すためには、
- 消臭スプレーを用いる
- 洗濯と掃除をこまめにする
- 置き型のペット用消臭剤を用いる
ことがおすすめです。
犬特有のにおいを消すためには、消臭スプレーを用いるといいです。
市販のものでも簡単に使用できますが、ご自身で作製する方が、安価で確実な消臭が期待されます。
- ご自身で作製する場合に用いる薬品は、『重曹』と『クエン酸』
うちの宿でも、『重曹』と『クエン酸』を使っていますよ。
それぞれアルカリ性と酸性であるため、シーンによって使い分けをしてみてくださいね。
日ごろからのこまめな洗濯と掃除が効果的で、においがつく前に行動するのが重要なポイント。
愛犬用のペットベッドは、皮脂や被毛がたっぷりついています。
コロコロをして被毛を取り除き、洗濯をしたあとは、中まで十分に乾燥させましょう。
また、カーペットやラグなどの布製品には、においが蓄積しやすいです。大変ではありますが、月に1回程度は洗濯をするようにしましょう。
家全体ににおいが染みついているケースもよくあります。
飼い主さんは、家のにおいとして認識しているため、気が付きにくい傾向にあります。
ときどき来る人にとっては、独特のにおいを感じている場合もありますよ。言いずらいですしね…
そのため、置き型の消臭剤を設置し、対策をしておきましょう。
なお、犬はにおいに敏感な動物であり、強すぎる芳香剤では体調を崩してしまうこともあります。
犬はにおいに敏感な動物です。
それゆえ、自身のにおいをつけることで、安心感を覚えます。過度の消臭を行い、においがなくなってしまうと、ペットも不安を感じてしまいます。
におい対策はほどほどに、愛犬のストレスにならない程度に行うようにしましょう。
犬のにおいの原因は、皮脂やおしっこ・フン臭です。
シャンプーやブラッシングを通して、においの軽減を図るようにしましょう。
また、家についたにおいは、消臭スプレーや細やかな洗濯・掃除をすることで対応しましょう。
ただし、過剰ににおいをとってしまうことはNG。
愛犬に負担にならない程度のにおい対策をし、清潔感のある生活を送るようにしましょう!