愛犬と一緒に過ごしていると、においが気になる瞬間もありますよね?
特に、来客があるときなどは、ペット特有のにおいがないかどうか、心配になる人は多いはず。
そんなときには、重曹やクエン酸を用いて、気になる愛犬のにおいのもと(おしっこ臭)を除去することがおすすめです。
この記事でわかること
- 犬のおしっこのにおいの原因
- 犬のおしっこのにおいを効果的に消す方法(ソファーやカーペットなど、場所ごとに分けての解説)
などをお伝えしています。
ソファーやカーペットなど、場所ごとに分けての解説もしていますので、「愛犬のおしっこ臭が気になるな…」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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健康な犬のおしっこは、腎臓から体外に排せつされるまで、実は全くの無菌状態であり、ほぼ無臭です。
そのため、においがある(強い)場合には、なにかしらのトラブルがある可能性もあります。
例えば、膀胱炎など、泌尿器に感染症がある場合には、アンモニア臭が強くなります。また、糖尿病で尿にケトン体が混じっている場合(ケトン臭)や、がん細胞が含まれているときなども、におう傾向にあります。
犬のおしっこのにおいは、市販の消臭スプレーを使用しても、なかなか落ちないこともあります…
そんなときには、重曹やクエン酸を用いた手作りのスプレーで消せる可能性もあります。
お掃除アイテムとして有名な『重曹』。
粒子が細かく、水に溶けにくい性質から、頑固な汚れのクレンザーとしても使用されています。また、油脂や皮脂のような汚れを溶かす力もあるため、洗濯にも利用されます。
食品用のベーキングパウダーであれば、口に入れても問題がないため、愛犬のからだを直接拭いてあげることも可能ですね。
- 水100ccに対して、重曹小さじ1杯を入れて溶かし、スプレー容器に詰め替えて使用
吹きかける前にボトルをしっかりと振り、重曹が溶けていることを確認しましょう。なお、重曹は乾燥させた際に水が蒸発し、細かな粉末が残る可能性もあるため、掃除機をかけたり、ふき取りをして対応しましょう。
クエン酸は『酸』とつきますが、一般的なお酢のような刺激臭がなく、無色無臭であることが特徴です。
その名の通り『酸性』であるがゆえ、アルカリ性の汚れに効果があります。
- クエン酸スプレーも、水100ccに対して、クエン酸小さじ1杯を入れて溶かし、スプレー容器に詰め替えて使用
吹きかける前にボトルをしっかりと振り、クエン酸が溶けていることを確認しましょう。
ツーンとした独特のおしっこ臭が気になるときは、おしっこに含まれる酸性の成分が残っている状態です。
酸性のにおいに対しては、アルカリ性の性質をもつ重曹を用いましょう。
一方で、アンモニア臭はアルカリ性の性質を持っているため、アンモニア臭が気になるときにはクエン酸を使用するといいですね。
犬のおしっこは、粗相をされてしまった場所により、消臭の仕方が異なります。
ただし、いずれの場合にしても、早急にお掃除と消毒をすることが重要です。
おしっこをしてすぐの場合には、洗濯洗剤を使用すればほとんどのにおいが取れます。
時間経過をした場合には、上記でお伝えした重曹やクエン酸スプレー、漂白剤などを使用することで除去しましょう。
カーペットは洗濯ができるものであれば、まずは洗濯をするとよいです。
においが残っている場合には、毛足の長さで消臭方法が異なります。
毛足の長さ別処理方法
- 毛足の長いタイプのものであれば、重曹スプレー
- 毛足が短いものであれば、粉末の重曹を気になる部分にかけ、3時間ほど放置し、その後掃除機
まずは雑巾を使用して、おしっこをできる限り吸い取っておきます。
その後、上記でお伝えしたクエン酸スプレーを吹きかけ、その上から雑巾で軽くたたくようにしてください。
手間を省きつつ消臭したい場合には、就寝前に粉末の重曹をおしっこ臭が気になる部分に振りかけておき、翌朝掃除機をかけて粉を取り除きましょう。
革張りのソファーの場合には、基本的には薬剤の使用はNGです。
乾いたタオルでのふき取りや、専用の掃除キットを用いた方が安心ですね。
フローリングのおしっこ臭は、クエン酸スプレーを吹きかけ、ふき取るようにするとよいです。
また、日常的な拭き掃除やフローリングの保護も、におい対策としては重要です。大変ですが、こまめなお掃除を頑張りましょう。
トイレのにおいだけでも気になるのに、壁などにマーキングをされてしまった場合には、よりにおいに敏感になってしまいますよね。
愛犬にマーキングをやめさせるためには、若いうちの去勢・避妊手術がおすすめです。
マーキングは、自分の縄張り・陣地を主張するために行うもので、これには性ホルモンの関与もあります。若いうちに、性ホルモンを出す臓器である精巣や卵巣を切除することで、マーキングをしづらくなる傾向にあります。
もちろん、手術をしても変わらないこともありますし、手術時期が遅くなってしまった場合には、くせとしてマーキング行動が残ることもあります。
去勢や避妊手術はマーキング行動を落ち着かせるだけでなく、望まぬ妊娠を避けることや発情ストレスがなくなることなどメリットもありますので、希望される飼い主さんは、なるべく早めの手術をおすすめします。
モコモコ、ニコニコかわいい愛犬。
でも、おしっこのにおいとは、おさらばしたいですよね。
そんなときには、早急のお掃除と消毒が必要です。
手軽に入手・作製のできる重曹やクエン酸スプレーを使用して、きれいなお部屋を保つようにしましょう!
- 株式会社 リスクベネフィット
https://www.riskbenefit.co.jp/topics/pet/3751.html