愛犬に手作りご飯をしている飼い主さんは、
「栄養は十分に摂れているのかな…?」
「バランスにかたよりはないのかな…?」
などと心配や不安なことが多いですよね。
『愛犬のために!』と作った手作りご飯の栄養が足りていなくて、からだの調子を崩してしまっては、本末転倒ですよね。
この記事では、
- 犬の手作り食をする場合の栄養バランスについて
- おすすめのサプリメント
などを紹介しています。
『愛犬にずっと元気で過ごしてほしいな!』という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
※当ページの情報は執筆時点のものであり、最新の情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
※当ページのリンクには、広告が含まれる場合があります。
犬に必要な栄養素には、
- 炭水化物(繊維質)
- タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
- 水
があり、5(水を加えた場合には6)大栄養素と言われています。
犬にとって必要となる栄養素は人と同じですが、その割合が異なります。
つまり、犬は『肉食寄りの雑食動物』であり、人に比べてタンパク質を多く必要とすることが特徴です。
AAFCOの栄養基準によると(幼犬、成犬の順)、
- タンパク質(幼犬–22.5%以上、成犬–18%以上)
- 脂肪(幼犬-8.5%以上、成犬-5.5%以上)
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
- 水
という規定があり、また、ビタミンやミネラルはそれぞれ下限(上限)が設けられています。
※AAFCOとは、全米飼料検査官協会(The Association of American Feed Control Officials)の略称で、ペットフードの栄養基準や原材料、表示に関する基準を公表している米国の団体です。
手作りご飯においても、これらをバランスよく配合し、また食いつきもよく作ってあげることが成功のポイントです。
より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
愛犬の体調に合った適切な成分か判断しよう!~成分表のチェックポイント~総合栄養食のドッグフードをあげている場合には、栄養のかたよりは生じないことがほとんどです。
そのため、サプリメントは必要ではないケースが多いですね!
ただ、手作り食をしている場合には、どんなに勉強をして作製していたとしても、若干の栄養のかたよりが生じてしまうことが事実です。
このかたよりが積み重なることで、愛犬の体調を崩してしまうこともあります。
犬に不足しがちな栄養素のひとつに、「必須脂肪酸」があります。
必須脂肪酸には、ω6系脂肪酸(リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸)とω3系脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHA)があり、これらは、体内で合成することができないことが特徴です。
そのため、食事やサプリメントとして補う必要があります。
また、手作り食においては、ビタミンやミネラルも不足する傾向にあります。
不足することで、pHや浸透圧の調整、補酵素としての作用、また、特別な栄養上の必須機能が損なわれる可能性もあります。
不足した栄養分をサプリメントで補うことは、愛犬のからだの維持にとても重要なことなのです。
そもそも、サプリメントとは、健康食品に分類される食品で、健康維持増進のために利用されています。
サプリメントは、医薬品ではなく、野菜と同じ『食品』という位置づけになっています。
基本的には、食事にプラスして、気になる成分を補充するといったかたちで使用します。
手作りご飯の場合には、栄養の補助としての利用も行います。
サプリメントの選ぶポイントとしては、
- 目的や状態にあわせて選ぶ
- 年齢にあわせて選ぶ
- 摂取方法で選ぶ
といった方法があります。
つまり、『免疫力をあげたい!』『口腔環境を守りたい!』など、愛犬に足りないもの・補いたいものをサプリメントとして投与してあげたり、栄養補給が目的の場合には、成長過程によって選ぶこともできますね。
子犬であれば健やかな成長を期待できる成分が、シニア犬の場合には、生活の質をあげられるよう配慮されたサプリメントを選ぶといいですね。
また、粒状・粉状、ふりかけタイプなど、『愛犬に与えやすい形状なのか?』を基準として選ぶ方法もあります。
いくら『からだによい!』とされるサプリメントであっても、嫌がる愛犬に無理やりあげることは避けたいですよね…
食事に混ぜられるタイプや、風味がついているサプリメントなら、喜んで食べてくれることが多いですね!
サプリメントは、個々の悩みに合わせて、日常の生活をよりよくするために摂取するものです。
愛犬の年齢よって、抱えている悩みは違ってくることが多いため、以下では年齢別におすすめの犬用サプリメントをご紹介しますね。
子犬におすすめのサプリメントは、成長期であるがゆえ、健全な発育をアシストできるサプリメントがおすすめです。
また、歯みがきの習慣をつけることも大切であり、その補助ができるものもプラスしてみるといいでしょう。
《商品詳細情報》
商品の目的 | 健康補助食品 |
商品の形状 | パウダー |
素材構成 | 粗たん白質 6.0%以上 粗脂肪 30.0%以上 粗繊維 0.0%以下 粗灰分 0.0%以下 水分 4.0%以下 |
原材料 | クリーミングパウダー、還元麦芽糖水飴、乳酸菌(殺菌)、アガリスク菌糸体抽出物、デキストリン、環状オリゴ糖、二酸化ケイ素、ラクトフェリン |
内容量 | 90g |
値段 | 2,420-2,530円 (03.25.2023 現在) |
幼犬の成長と健康維持に配慮したサプリメントをお探しなら『バリアサプリ』がおすすめです。
ラクトフェリン、アガリクス菌糸体抽出物(βグルカン)の配合により、腸内環境や免疫力のサポートを行います。
ミルクパウダーなので、いつもの食事にふりかけて食べたり、ぬるま湯に溶かしてミルクとして与えることもできます。
フード原料として添加するのではなく、粉ミルクタイプでご用意されているので、好きなフードと一緒に混ぜられますね!
《商品詳細情報》
商品の目的 | デンタルケア |
商品の形状 | パウダー |
素材構成 | 粗たん白質 4.72% 粗脂肪 1.29% 粗繊維 4.69% 粗灰分 3.31% 水分 7.8% 可溶無窒素物(NFE)78.19% |
原材料 | 青パパイヤ・酵素(穀物麹・大麦・白米・玄米・赤米・あわ・ひえ・きび・タカキビ・黒米)・くま笹・植物繊維・プロポリス |
内容量 | 30g |
値段 | 3,880-3,900円 (03.25.2023 現在) |
歯みがきは、子犬のうちから習慣づけることが大切です。
ただ、歯ブラシによる歯みがきは、噛んできたり嫌がったり…と難しいことも多いです。
そんなときには、食事にかけるだけで、歯みがきの補助ができる『食べる歯みがき革命』がおすすめです。
2歳以上の犬の8割近くが歯周病予備軍とも言われています。
一度歯周病になってしまうと、投薬や歯石除去が必要となるケースも多いです。
愛犬の口腔内の健康維持をしたいなら、なるべく若いうちから歯みがき習慣をつけたいものですね。
長く続く成犬期においては、毎日の食生活がより大切となってきます。
栄養素のかたよりが生じないためにも、ぜひサプリメントで補充をしてあげてくださいね。
《商品詳細情報》
商品の目的 | 栄養補助食 |
商品の形状 | パウダー |
素材構成 | 粗たん白質 34.0%以上 粗脂肪 4.0%以上 粗繊維 5.0%以下 粗灰分 46.9%以下 水分 7.0%以下 |
原材料・素材 | 鹿骨・鹿レバー・昆布 |
内容量 | 80g |
値段 | 1,838円 (03.25.2023 現在) |
手作りご飯で不足しがちなビタミンやミネラルをバランスよく補える犬用サプリメントです。
ふりかけタイプなので、いつもの食事に手軽に加えてあげることができます。
すべての原材料が天然由来の食品から抽出したものであるため、健康を気にする愛犬にはおすすめの商品と言えます。
もちろん、保存料や着色料、酸化防止剤などの添加物は一切使用していません。
《商品詳細情報》
商品の目的 | 栄養補助食 |
商品の形状 | タブレット |
原材料・素材 | ビール酵母、チキンエキス末、デキストリン、還元麦芽糖水飴、澱粉、サメ軟骨エキス末、豚肝臓分解物、プロテオグリカン含有サケ鼻軟骨抽出物、グルコサミン、セルロース、微粒酸化ケイ素、ステアリン酸Ca、ビタミンD3、(原材料の一部に、えび、かに、さけ、鶏肉、豚肉、大豆を含む) |
内容量 | 15g (250mg x 60粒) |
値段 | 2,686-2,827円 (03.25.2023 現在) |
筋肉成分と軟骨成分の独自配合による愛犬の走りをサポートするサプリメントです。
愛犬の健康的な関節や軟骨の維持をすることで、適度な運動、肥満防止の可能性があります。
有効成分としては、
- イミダゾールペプチド(筋肉に蓄積し、運動能力を向上)
- グルコサミン(軟骨成分を作り出す)
- Ⅱ型コラーゲン(軟骨の成分、若々しい軟骨を保つ)
- プロテオグリカン(高い保水性により、効率よく軟骨の保護をする)
- コンドロイチン(関節のスムーズな動きをサポート)
の5種類に加え、ビタミンD(カルシウムの吸収を高め、骨への沈着を助ける)を配合しています。
もちろん、大切な家族である愛犬のことを考え、無添加で製造されています。
動物病院でも処方される機会の多いサプリメントです。
全国8,000軒以上の動物病院で扱われており、その効果も実証されています。
アンチノールは、犬の関節や皮膚、被毛や心血管、腎臓や認知機能…など、全身の健康を守るサプリメントです。
こんな症状気になる方にピッタリ!
- シニアケアに取り組みたい
- 体にやさしく健康ケアをしたい
- しっぽを下げて歩くようになった
- 膝の健康が気になる
- 疲れやすくなった
- 毛艶や毛並みが気になる
「足の運びが悪い…」
「被毛がボサボサになってきた…」
といったトラブルの際に服用することで、まるで薬のように改善することも多いとか。
サプリメントの中では、最も効果が実感できるものの一つとされています。
老犬の場合には、若いときに比べると、足や腰などに負担が出てくることが多いです。
また、人と同様に、目が見えづらい…、足や腰が痛い…といったこともあるかもしれません。
そのため、サプリメントにて不足した栄養分を補ってあげる必要があります。
《商品詳細情報》
商品の目的 | 栄養補助食 |
商品の形状 | パウダー |
原材料・素材 | 乳酸菌顆粒、緑イ貝、ビール酵母、ローズヒップ、オリゴ糖、オメガ3粉末、蜜蜂花粉、ラクリス菌、ラクトフェリン |
素材構成 | 粗たん白質 58.0% 粗脂肪 6.1% 粗繊維 21.0% 粗灰分 6.0% 炭水化物 8.9% |
内容量 | 90g |
値段 | 3,550円 (03.25.2023 現在) |
関節や被毛、消化器の健康維持ができるのが『老犬元気』です。
粉末タイプなので、手軽にいつもの食事に加えることができます。
主な成分としては、
- 緑イ貝(グルコサミンを豊富に含み、関節機能に配慮)
- 乳酸菌(腸内細菌のバランスを整える)
- ビール酵母(胃腸の消化機能の補助)
- ヒアルロン酸(関節の動きをよくする)
- ローズヒップ(コラーゲン生成を促す)
などがあり、シニア犬のあらゆる悩みに対応できる商品となっています。
10歳を過ぎた愛犬には、ぜひ加えたいサプリメントのひとつとなります。
《商品詳細情報》
商品の目的 | 栄養補助食 |
商品の形状 | タブレット |
原材料・素材 | ビール酵母(大豆を含む)、チキンエキスパウダー(チキンエキス、デキストリン、食塩)、還元麦芽糖水飴、麦芽糖、DHA含有精製魚油、デキストリン、イチョウ葉エキス末、たん白加水分解物(乳成分を含む)、亜麻仁油含有パウダー(大豆を含む)、ビタミンE含有植物油/セルロース、微粒酸化ケイ素、ステアリン酸Ca、酸化防止剤(フェルラ酸)ビタミンB12 |
素材構成 | 粗たん白質 12.9% 粗脂肪 9.0% 粗繊維 18.8% 粗灰分 4.0% 水分 3.4% |
内容量 | 15g(300mg×60粒) |
値段 | 2,827円 (03.25.2023 現在) |
獣医師が認めたシニア犬サポートサプリメントです。
たった1粒に、
- DHA(必須脂肪酸)
- EPA(必須脂肪酸)
- 亜麻仁油(ω3系脂肪酸の一種)
- フェラル酸(天然ポリフェノール;抗酸化作用)
- ビタミンE(活性酸素からからだを守る)
- イチョウ葉エキス(血行の良化)
- ビタミンB12(造血作用、神経修復作用)
の7つの栄養成分が配合されています。
国産で安全、また、保存料や香料・着色料は無添加で作られています。
お試し半額キャンペーンも実施されており、愛犬の健康について考えた際には、ぜひ試してみたいサプリメントとなります。
一般的に、市販の総合栄養食を与えている限りは、サプリメントはいりません。
総合栄養食とは、その食事と水のみを与えていれば、健康が維持できるようなバランスの取れた食事のことです。
ただ、人でもそうですが、サプリメントの摂取は、栄養バランスに不安がある際に、その点を補ってくれる可能性があります。
サプリメントは、あくまでも『食品』の類であり、適量を摂取している場合には、害にならないことがほとんどです。
そのため、総合栄養食を食べている場合でも、愛犬の年齢や抱えている症状にあわせて投与してもらって問題はありません。
もちろん過剰摂取や飲み合わせによっては、トラブルを生じる可能性もありますので、不安や疑問がある場合には、メーカーや主治医の先生に確認するようにしましょう。
なにかからだに不調がある、衰えや気になる点があるなどの場合には、まずは動物病院の受診をするようにしましょう。
自己判断でサプリメントのみを与えていても、改善しないケースはよくあります。
治療に加えてサプリメントを与えることで、よりスムーズな改善がみられる場合は多いですね。
特に症状はなく、健康増進を目的として与える場合には、用法書をよく読み、あわせて愛犬の状態をしっかりと把握するようにしましょう。
愛犬の手作りご飯をしている場合には、知らず知らずのうちに栄養素がかたよっている可能性もあります。
そのため、サプリメントの投与を行い、不足しがちな栄養素を補ってあげることをおすすめいたします。
サプリメントは、年齢や目的、投与方法などによって選ぶことができます。
さっそく今日から生活にサプリメントをプラスしてみましょう!
- AAFCO栄養基準(2016)に基づく栄養分析一覧表
https://natural-harvest.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/aafco_dry.pdf