チーズが大好きな愛犬は多いですよね!
おいしそうに食べる姿を見ると、ついついたくさんあげてしまう飼い主さんも多いと思います。
ただ、愛犬に人間用のチーズをあげることは、問題ないのでしょうか?
この記事では、ワンちゃんにあげるチーズについて
- 選ぶ際のポイントや注意点
- おすすめのチーズ
などを紹介しています。
『愛犬にチーズをあげて、もっと喜んでもらいたい!』という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
※当ページの情報は執筆時点のものであり、最新の情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
※当ページのリンクには、広告が含まれる場合があります。
チーズは、牛乳の栄養成分がつまった完全栄養食と言われるほど、からだに必要な栄養がバランスよく含まれている食品です。
チーズひと切れで、牛乳コップ1杯分の栄養がとれると言われています!
チーズに含まれる主な栄養素としては、
- カルシウム
- 脂肪
- タンパク質
- ビタミン
があります。
カルシウムは、骨を作る上で欠かせない栄養素であることは、みなさまご承知の通りです。
脂肪やタンパク質はエネルギー源となるのみならず、筋肉や細胞、血液などを作る重要な栄養素となります。
ビタミンとしては、からだの抵抗力を高めるビタミンA、からだの成長や回復を助けるビタミンB2、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。
そのため、チーズには、
- エネルギー供給
- 皮膚や被毛、筋肉の維持
- 骨を強くする
- 食いつきの向上
…といったメリットがたくさんあります。
また、チーズは低乳糖であり、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロするといった子でも、安心して食べることができます。
糖質が少ないため、糖質を制限しているときのおやつにもぴったりです。
市場には、たくさんのチーズが販売されていますよね。
モッツァレラチーズ、カッテージチーズ、チェダーチーズ…どれも風味や食感がよく、とてもおいしいですよね。
ただ、これら人間用のチーズをワンちゃんにあげることはNGです。
それには以下の理由があります。
人用のチーズは、塩分の多少はあるものの、さまざまな食品の中では塩分含量が高い傾向にあります。
チーズには、下記の2種類があります。
- ナチュラルチーズ – 製造過程で食塩を用いて発酵成熟させます、生きた乳酸菌や酵素の存在が特徴
- プロセスチーズ – 原料のナチュラルチーズを加熱して作製しているため、乳酸菌は死滅している
日本でチーズと言えばプロセスチーズを指すことが多く、栄養価は高いです。
ナチュラルチーズに分類されるクリームチーズやカッテージチーズといったフレッシュチーズは、熟成を行わないために水分量が多く、塩分も少ない傾向にあります。
ナチュラルチーズは、100gあたり0.5g~1.0g程度。プロセスチーズは、100gあたり3g程度
プロセスチーズの方が、比較的多めに配合されています。
犬においての1日当たりの塩分摂取量は、体重1kgあたり0.13g程度と言われています。
そのため、計算上では少し余裕がありそうにも見えますが、毎日ある程度の量を食べることで、塩分過多となってしまいます。
脂肪分は3大栄養素のひとつとして、エネルギー源となります。
また、細胞膜やホルモンの構成要素であり、体温の維持や内臓保護などにもかかわっています。
そのため、脂肪分の摂取はとても重要ですが、総合栄養食のドッグフードを食べている場合には、十分に付加されています。
そのため、チーズとしてさらに脂肪分を摂取することで、エネルギー過多となり、太ってしまう可能性もあります。
チーズ中の脂肪分は、100gあたり25~35g程度となっています。
健康維持のためには、12~18%程度の脂質を含む食事が適正と言われていますので、チーズの脂肪分は少し多めということが分かりますね。
一度人間用のチーズの味を覚えてしまった愛犬は、「もっとちょうだい!」とせがむようになる子が多いです。
そのため、犬用チーズをあげたとしても、『見向きもしない!』『ポイっと吐き捨てる…』という場合も。
人用のチーズはとてもおいしいがゆえ、ワンちゃんには覚えさせないようにした方がいいですね。
犬用のチーズを選ぶ際には、以下のポイントに沿って選択することで、愛犬にベストなものを与えることができます。
チーズは、乳化剤やpH調整剤などといった添加物が多い傾向にあります。
細菌の増殖を防いだり、品質を安定させるため使用されています。
ただ、たくさんの添加物入りの食品を愛犬に与えることには、少し抵抗もありますよね…
そのため、選ぶチーズはなるべく無添加なものを選択することがおすすめです。
上でお伝えした通り、チーズは脂肪分が多く、カロリーが高い傾向にあります。
そのため、なるべくこれらが抑えられた商品を選ぶ必要があります。
特に、太りぎみの愛犬の場合には、低カロリーのチーズを選んであげるようにしましょうね。
犬用のチーズには、さまざまな形状のものがあります。
愛犬の年齢や体重などに合わせて、大きさを調整できるチーズがおすすめです。
顎や歯の健康に配慮したい場合には、ある程度硬さのあるチーズがよいですね。
ただし、シニア犬や子犬の場合には、固めのチーズは顎に負担がかかる可能性もあります。
やわらかいソフトタイプのチーズやフリーズドライタイプを選んであげるようにしましょうね!
いくらからだによいとされるチーズであっても、下痢や嘔吐などをしてしまう子もいます。
皮膚のただれやかゆみなどが見られる場合もあります。
なかなか治りづらい軟便の原因が、「実はチーズだった!」なんてことも…
そのため、はじめは少量から使用し、体調面をよく見てあげてから、増量していくようにしましょう。
チーズと言えば、冷蔵保存が主流ですよね。
ただ、ワンちゃんのチーズは、常温で保存するものがほとんどです。
これは、フリーズドライやふりかけ状に加工されているものが多いからです。
ただし、商品によっては、開封後に冷蔵保存が必要となるものもあります。
間違った保存方法は、愛犬の体調を損なう可能性もあります。
必ずパッケージのチェックを行いましょう。
手作りご飯は食いつきがよい子が多いですが、チーズをトッピングすることで、さらにおいしく食べてくれるようになります。
以下では、手作りご飯で使えるおすすめのチーズを3つ紹介しますね。
《商品詳細情報》
商品の形状 | ペレット |
素材構成 | 粗たん白質 6.0%以上 粗脂肪 12.0%以上 粗繊維 0.5%以下 粗灰分 7.5%以下 水分 55.0%以下 |
原材料 | チーズ、とうもろこし でん粉、小麦粉、植物性油脂、乳清たん白、じゃがいも でん粉、ソルヒ゛トール、炭酸カルシウム、乳化剤、食塩、pH調整剤、保存料(ソルヒ゛ン酸K、テ゛ヒト゛ロ酢酸Na)、酸化防止剤(エリソルヒ゛ン酸Na、ヒ゛タミンE)、香料、食用色素(β-カロテン) |
内容量 | 160g |
値段 | 327-572円 (03.18.2023 現在) |
塩分が控えめな国産の犬用チーズなら、カロリーカットチーズがおすすめです。
- 食いつきがよい!
- 大きさがちょうどよい!
- チーズが苦手な愛犬でもよく食べる!
などといったよい口コミが多く、安価なことも続けられるポイントです。
また、カルシウムが添加されており、愛犬のカルシウム不足を補うことができます。
ご飯のトッピングのみならず、おやつとしても重宝されます。
《商品詳細情報》
商品の形状 | キューブ |
成分構成 | 粗たん白質 38.0%以上 粗脂肪 50.0%以上 粗繊維 0.1%以下 粗灰分 9.0%以下 水分 3.0%以下 塩分 2.3%以下 |
原材料 | 国産プロセスチーズ(ナチュラルチーズはニュージーランド・オーストラリア産)。 ナチュラルチーズをプロセス加工(チーズを細かく砕いて、高温で溶かした後、熱いうちに型に詰めて冷やす)したもの。ナチュラルチーズはニュージーランド・オーストラリアから専用のコンテナでチルド輸送しています。 ※プロセス加工において、成分の分離を防ぐため、乳化剤を適量使用しております。 ※栄養添加物、香料、着色料、保存料は一切使用していません。 |
内容量 | 65g |
値段 | 1,042.5-1,078円 (1個当たり 03.18.2023 現在) |
素材感を引き立てる特許製法で作ったチーズを、フリーズドライ加工にしたものです。
コクが深く、クリーミーな味わいに、夢中になるワンちゃんがたくさんいることが特徴です。
香料や着色料、保存料といった添加物を一切使用していないことも、嬉しいポイントですね。
ごはんへのトッピングやつぶしてふりかけにしてもOK。
少しぬるま湯を加えて混ぜれば、チーズディップにもなります。
《商品詳細情報》
商品の形状 | 小粒 |
成分構成 | 粗たん白質 24.5%以上 粗脂肪 4.0%以上 粗繊維 1.5%以下 粗灰分 4.5%以下 水分 40.0%以下 |
原材料 | チキン(ささみ含む)、コーンスターチ、小麦粉、動物性油脂、大豆粉、カマンベールチーズ、D-ソルビトール、プロピレングリコール、グリセリン、乳酸Na、リン酸塩(Na、K)、トレハロース、食塩、調味料、植物性油脂、香料、保存料(ソルビン酸)、酸化防止剤(抽出ビタミンE、ローズマリー抽出物、ビタミンCナトリウム)、着色料(二酸化チタン、黄4) |
内容量 | 230g |
エネルギー | 100g当たり200kcal |
値段 | 670円 (1個当たり 03.18.2023 現在) |
鶏ささみ肉を使用したジャーキーと、風味豊かなチーズを小粒状に仕上げることで、フードによく混ざりおいしさを増すことができます。
ふりかけ状なので、毎日の食事にトッピングができます。
ドライフードの食いつきが悪い愛犬や、食の細くなってきたシニア犬などにおすすめです。
愛犬のことを考え、保存料や着色料、発色剤は無添加であることも特徴です。
無添加であるとともに、獣医師が監修したもの、歯石除去効果があるものなど、愛犬の健康にも配慮した犬用チーズ。
以下でおすすめの3商品をご紹介しますね。
《商品詳細情報》
商品の形状 | キューブ |
成分構成 | 粗たん白質 40.0%以上 粗脂肪 45.0%以上 粗繊維 5.0%以下 粗灰分 5.0%以下 水分 10.0%以下 |
内容量 | 40g |
エネルギー | 100g当たり517kcal |
値段 | 690-910円 (1個当たり 03.18.2023 現在) |
おやつとして使えるフリーズドライタイプの犬用チーズです。
サクサクと軽い食感であり、1cmほどと小さいことから、チワワやトイプードルなどの小型犬にもおすすめのチーズです。
また、いつもの食事のトッピングとしても使用できます。
獣医師が監修しており、無添加・無着色(保存料、着色料、香料無添加)であるため、安心してあげられることが特徴です。
大手通販サイトで【獣医師監修 国産フリーズドライチーズ】を自動検索:
《商品詳細情報》
商品の形状 | スティック |
成分構成 | 粗たん白質 68.9%以上 粗脂肪 0.5%以上 粗灰分 5.4%以下 水分 10.9%以下 |
原材料 | ヤクミルク、牛乳、ライムジュース、食塩 |
内容量 | S – 30g M – 70g L – 100g |
エネルギー | 100g当たり300kcal |
値段 | S – 840円 M- 1,360円 L – 1,990円 (1個当たり 03.18.2023 現在) |
スティック状のチーズは、おやつやごほうびとして手軽にあげることができます。
『ヒマラヤ産 ヤクチーズスティック』はネパールのヒマラヤ山脈に生息するヤクのミルクを使ったチーズを、燻製して固めたおやつです。
100%自然食品であり、防腐剤や結合剤などが一切入っていないことが特徴です。
硬さもあるため、ワンちゃんが退屈せずに噛み続けられ、遊び相手になれないときにも使用ができますね。
噛むことで歯石を低減する作用や、唾液の分泌が増えることにより、歯垢が付きづらくなる効果もあります。
売り上げの一部が日本全国のシェルターに寄付されることもあり、愛犬が喜ぶのみならず、保護犬を助けられることも嬉しいポイントです。
《商品詳細情報》
商品の形状 | スティック |
成分構成 | 粗たん白質 32.3%以上 粗脂肪 42.7%以上 粗繊維 0.5%以下 粗灰分 8.3%以下 水分 10.0%以下 |
原材料 | プロセスチーズ(ニュージーランド産) |
内容量 | 40g |
エネルギー | 100g当たり537kcal |
値段 | 770円 (1個当たり 03.18.2023 現在) |
スティックタイプの無添加・無着色の犬用チーズおやつです。
長時間に渡るエアードライ製法で、低温管理のもと、じっくりと乾燥させているため、食品の味や嗜好性が変化しにくくおいしさを保つことが特徴です。
また、栄養素や酵素、タンパク質がそのまま残っているため、食べるごとにからだに栄養がいきわたります。
水分を飛ばし、噛み応えが抜群なため、愛犬のストレス発散や歯垢除去にも役立ちます。
また、手で折ることもできるため、サイズ調整が簡単にできることも特徴です。
国産の素材のみを使用して、製造やパッキングも日本国内で行っています。
チーズには、からだに必要な栄養素がバランスよく含まれています。
エネルギー補給となるのみならず、皮膚や被毛・筋肉の健康維持、骨を強くする作用など、多くのメリットがあります。
ただし、人間用のチーズは、塩分や脂肪分が高いため、愛犬にはおすすめできません。
そのため、ワンちゃんには、必ず犬用のチーズをあげるようにしましょう。
おすすめの犬用チーズとしては、無添加で食べやすい形状のものを6つ紹介しました。
ぜひ愛犬に合ったものを見つけてあげてくださいね!
- 日本乳業協会 ホームページ https://www.nyukyou.jp/
- QBB ホームページ https://www.qbb.co.jp/