食事は、元気の源と言われるくらい重要なのに…「食べない!」とお悩みの方の為に書きました!
愛犬がドッグフードを食べないときは、
「病気なのかな…?」
「動物病院に行った方がいいかな…?」
と不安になってしまいますよね。
犬がドッグフードを食べない時には、当然理由があります。なので今回は、こんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- ドッグフードを食べない理由
- すぐ実践できる5つの対処法
『愛犬に食事をしっかりとってほしいな!』という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。
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犬がドッグフードを食べないときには、大きく分けて”2つの理由”があります。
食べない2つの理由
- 理由① 体に何かしらのトラブルを抱えている場合
- 理由② 食事に飽きている・わがままである場合
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
人でも、気持ちが悪いときや頭が痛いときなどは、食事を摂りたくないですよね…これはワンちゃんも同じです!
一過性の胃腸炎であることが多いですが、ストレスを抱えていたり、肝臓や腎臓などが悪い…など原因は多々あります。
そのため、動物病院で血液検査や超音波検査などを行い、診断していくようになります。
犬が食事をとらないときで、特に注意が必要な場合は、子犬や老犬であるときです。
注意が必要な理由
- 子犬(特に半年齢以下)の場合には、1-2食食べないだけで、低血糖症や脱水症状を引き起こす可能性もあります。
- 老犬の場合には、なにか体にトラブルを抱えており、食べないということがとても多いです。
徐々に食欲が落ちてきた場合には、老化が原因のときもありますよ
ただ、見極めが難しいですので、子犬や老犬が食べないときには、様子を見ない方がいいでしょう。
犬がごはんを食べない以外にも症状がある場合には、注意が必要です。
特によくある食べない以外の症状
- 下痢
- 嘔吐
『なんとなく元気がないな…』『いつもと違う様子だな…』という分かりづらい症状である場合もあります。
食欲がない以外に症状がある場合には、からだにトラブルがある可能性もあります…
症状がある場合には、『いつからその症状が出たのか』『何か変わったものをあげてないか』などを確認し、吐物や便を持って受診するようにしましょう。
一般的に、犬は毎日同じ食事を摂っていても飽きないという特性があります。
そのため、人と違って、同じドッグフードを食べ続けることが一般的です。
ただ、「これを食べなければ、もっとおいしい食事が出てくる!」と分かっている子の場合には、いつもの食事に興味を示さなくなることもあります。また、『おやつは食べるけど、食事は摂らない!』というときは、わがままである場合もあります。
食がもともと細い子の場合には、この傾向が強く現れる傾向にあります。特に、チワワやトイプードル、マルチーズなどの小型犬種に多いです。
このように、犬がドッグフードを食べないときは、様子を見ても大丈夫なときと、受診が必要な場合があるため、不安な場合には動物病院に確認をした方が確実です。
犬がドッグフードを食べないときには、以下でお伝えする5つの方法を試してみることで改善する場合があります。
5つの対処法
- 対処法① 食事のアレンジ
- 対処法② あげ方自体を工夫
- 対処法③ 温めてあげる・ふやかしてあげる
- 対処法④ ふりかけやトッピング
- 対処法⑤ 食事自体を変更
緊急性がないと判断された場合には、ぜひ試してみてくださいね。
食事のアレンジをすることも方法のひとつです。
例えば、肉や魚を茹でたゆで汁をドッグフードに混ぜてみることです。
いつもと違った香りに、食欲がアップすること間違いなしです!
カリカリのドッグフード袋の中に、だしパックを入れることでドッグフードに風味付けをすることもできますよ!
食事を手からあげることで食べるようになってくれる子もいます。
別の容器であげることで食べるようになることもあり、金属製→陶器製、陶器製→プラスチック製などに変更してみることも方法のひとつです。
また、いつも食事をあげる人と別の人があげると食べてくれる子もいます。
なかには、外食好きな子もいます。外であげることでパクパク食べるようになる子の場合には、お散歩途中であげてみることもいいですね!
あげ方を自体を工夫のまとめ
- 手からあげてみる
- 容器を変えてみる(金属製→陶器製、陶器製→プラスチック製)
- 別の人があげてみる
- 食べる場所を変えてみる(散歩の途中・家の中・クレートの中等)
犬はにおいで食事の良悪を判断しています。
温めることでにおいの分子が拡散し、よりにおいを感じることができるようになります。また、ふやかすことで消化吸収がおだやかになり、また腹持ちがよくなる特徴があります。
注意点は、保存がきかなく、雑菌が繁殖しやすい状態となっていますので、再利用も避け食べ残した際には、30分程度をめどに、片づけるようにしましょう。
ドッグフードをふやかす際には、いくつかのやり方があります。
正しい方法でふやかさないと栄養分が損なわれることがあり、また、食いつきが減少することがあります。
そのため、以下を参考にしてふやかしてみてくださいね。
- お湯でふやかす場合には、熱湯ではなく、30~40℃程度のお湯で行いましょう。
熱湯を使ってしまうと、タンパク質や水溶性ビタミンなどの栄養素が熱で変性してしまう可能性があるからです。
時間はフードのふやけ具合によりますが、5~10分程度で柔らかくなることが多いです。指で軽くつまんで、形が崩れることを確認したら、十分にふやけた状態となります。
熱すぎないかを確認してから与えるようにしましょうね。
- ドッグフードを水で浸し、ラップをして20~30秒程度温めてみましょう。
フードも容器自体も多少高温になってしまうため、しっかりと人肌程度になってから与えるようにするといいですね。
ドッグフードは、ものによってはふやけるのに時間がかかったり、うまくふやけないこともあります。
その場合には、ミキサーやハンドプロセッサーを使って、ドッグフードを細かくしてからふやかすようにしましょう。
粒を細かくすることで、時短になること、またしっかりふやけるようになります。こちらも、熱すぎないかを確認してから与えるようにしましょう。
ふりやけやトッピングなどを追加してあげることで、味が変わり食べてくれることも多いです。
最近では、手軽にトッピングでき、栄養価が豊富なものも多く販売されています。愛犬の食いつきに合わせて、選んでみるようにしましょう。
目的は、主食を食べてもらうことなので上げすぎには注意してくださいね!
食事そのものを変更してみることも方法のひとつです。
例えば、いつもドライフードをあげている場合には、ウェットフードにすることで食べるようになることは多いです。メーカーを変えてみてもいいですね!
食事自体を変更例
- ドライフード➤ウェットフード 又は、ウェットフード➤ドライフードにする
- メーカーを変えてみる
※ただし、療法食を食べている子の場合には、食事の変更が難しい場合もあります。その場合には、主治医の先生にご相談してみてくださいね。
変更する場合は、1週間程かけて徐々に変えていきましょう。
ドッグフードがもっと好きになるためには、野菜やお肉などを混ぜて与えてみるといいですよ。
※食物アレルギーがある子は、この限りではありませんのでご注意ください
オススメの追加野菜
- じゃがいも
- さつまいも
- カボチャ
これらは甘みがあり、食物繊維も豊富なため、腹持ちがよく便通もよくなることが特徴です。ただし、ワンちゃんは野菜の分解がへたっぴな動物ですので、野菜は食事量の20%以下にとどめるようにしましょうね。
また、ささみや胸肉を混ぜても良し!これらは良質なタンパク源にもなり、肉食寄りの雑食動物であるワンちゃんにとっては、体づくりにも最適です。
納豆や白身魚を好む子もいますので、愛犬のお気に入りを見つけてあげてくださいね!
逆に、NG食材もありますので要注意!
主な犬にNG食材リスト
- ネギ類(例:たまねぎ、長ネギ)*
- ニンニク
- らっきょう
- エシャロット
- チョコレート*
- ブドウ*
- キシリトール*
- ニラ*
- 調味料
- 塩分が高い加工食品(例:ハム・ソーセージ・ベーコン・魚の干物)
- 人間用の牛乳
詳細は、下記の記事を参照してください。
犬がドッグフードを食べないときは、
食べない2つの理由
- 理由① 体に何かしらのトラブルを抱えている場合
- 理由② 食事に飽きている・わがままである場合
おやつや好きなものは食べる場合には、後者であることが多いです。
ただ、子犬や老犬が食事を摂らない場合には、数日で状態が悪くなってしまうことがよくあります。
緊急性が低いと感じられる場合は、下記を試してみましょう。
5つの対処法
- 対処法① 食事のアレンジ
- 対処法② あげ方自体を工夫
- 対処法③ 温めてあげる・ふやかしてあげる
- 対処法④ ふりかけやトッピング
- 対処法⑤ 食事自体を変更
『元気はあるのか?』『下痢や嘔吐などほかの症状はないのか?』愛犬の様子をよくチェックしてあげましょう!