愛犬と一緒に旅行に出かけるときにはマナーやルールを理解して、周りの人に迷惑がかからないようにするのが大切です。
初めての犬連れ旅行では何に気を付けたら良いのかがわからず、トラブルを起こしてしまうのではないかが不安になるでしょう。
ペット可の宿は年々増えていますが、実は逆にペットの受け入れを中止している旅館も少なくありません。
なぜ受け入れなくなったのでしょうか? それは、残念なことにマナーを守らない人がいるからです!
- ワンちゃんが吠えるのを止めない
- 「人間用」の物でも犬に使用する(タオル・シャワー等)
- 粗相をしても旅館に伝えない
などの事例が多くあります。
この記事では、
- 旅行計画を立てる時点でやっておいた方が良い準備のポイント
- 旅行中に守るべきマナー
- 旅行中に守るべきルール
などをわかりやすくまとめました! 是非、参考にしてくださいね。
ペットと泊まれるホテルを減らさないためにも、私たち一人ひとりが考え、行動することが必要です!
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初めての犬との旅行では計画を立てる時点からしっかりと準備を整えるのが重要です。
まずは犬との旅行の準備でチェックしておくべきポイント3つを紹介します。
旅行計画を立てるときには、どこに行きたいかをまず考えることだと思います。
そんな時、宿泊先のホテルや旅館、旅行先で利用したい施設についてルールを確認するのが大切です。
犬同伴で利用できない宿泊施設やレジャー施設、レストランやカフェなども多いので注意しましょう。
宿泊先は「犬同伴可」や「ペット可」の施設もありますが、犬連れやペット連れ専用の施設もあります。
「ペット連れ専用の宿泊施設」と「犬同伴可」や「ペット可」では、意味合いが異なる場合が多いのでしっかり”どこまでペット可”なのかを確認しましょう。
- 犬のサイズの制限
- 宿泊できる犬の数
- 行動制限がある(犬はソファやベッドは使用不可)
- ドッグラン等の関連施設の予約制(時間制)
…等々
犬との旅行では移動手段も検討する必要があります。
マイカーは犬連れ旅行では自由度が高いですが、車の中で安心できるバッグやケージを用意した方が良いでしょう。
電車やバス、新幹線なども犬を連れて利用できますが乗車マナーを守ることが大切なので、しっかりとしつけをしておきましょう。
新幹線や高速バスでは追加料金がかかる場合もあるので確認が必要です。
飛行機旅行に行きたい場合には犬は貨物としてケージに入れて預けなければなりません。
航空会社のルールを確認して必要な条件を満たすケージを準備しましょう。
車の場合は、”駐車スペース”が最大2台などの制限もあるので要注意!
犬と旅行に出かけるなら、狂犬病の予防注射や混合ワクチンの接種を済ませておきましょう。
証明書がないと利用できない施設もあるのでクリニックを受診して打っておくのがおすすめです。
予防接種はマナーとしても重要ですが、犬の健康のためにもなります。
接種したら証明書は旅行のときに必ず持って行き、提示を求められたらすぐに出せるようにしましょう。
「いつ見せる」のか等も確認しておきましょう。うちの場合は、”事前にメールで提示”を求めて、証明できない場合はご宿泊をお断りしています。
犬との旅行ではマナーを理解して犬のしつけをしておいたり、飼い主がルールに従って対応したりすることが必要です。
犬連れで旅行をするときに覚えておくべきマナー&ルールを10個にまとめたので詳しく確認していきましょう。
初めて犬と一緒に旅行に行くときには「待て」・「おすわり」をマスターさせるのが基本マナーです。
当たり前と思うかもしれませんが、普段は「待て」・「おすわり」ができていても、旅行先では興奮してしまってできなくなる場合があります。
散歩でいつもと違うところに行っても「おすわり」ですぐに座るようにしつけをしておきましょう。
興奮すると周囲にいる人に飛びついたり、興味があるものに駆けつけていったりすることが多くなり、旅行先でトラブルが起こる原因になります。
「待て」・「おすわり」だけでなく「やめ」などの犬の動作を止める合図もマスターさせておくとトラブル防止の役に立ちます!
コテージ系(一軒家)の1組限定宿なら、周囲を気にせずストレスなく自由に遊ばせられるので、そういう宿を探すのもありです!
愛犬が旅行中に吠えるとトラブルのリスクが高くなります。
吠えた時の落ち着かせるコマンドやを対処法を準備しておくのは重要です。
旅行先のドッグランなどで少しくらい吠えても、すぐに飼い主が注意して収まればあまり大きなトラブルになることはありません。
しかし、電車やバスの中で他の乗客に吠えたら、びっくりして転んでけがをする可能性もあります。
吠えたらすぐに注意するのもマナーですが、吠えさせない工夫をしてトラブルを防止するように心がけましょう。
準備しやすいモノで言えば、
- 好きなおやつを準備しておく
- 遊ぶ時用のおもちゃを準備しておく
トイレのしつけは事前に十分におこなっておく必要があります。
どこでも構わず『マーキング』をしてしまうワンちゃんもいるでしょう。
旅行先の施設ではトイレをして良い場所が決まっている場合が多く、他の場所で排泄してしまうとトラブルになります。
長時間の移動では排泄を我慢できずにどこでも出してしまうこともあります。
移動中のトイレ対策は、
- マナーパンツ・ベルトをはかせる
- トイレ休憩ができるルートを事前に調べる
…等など
事前に、マナーベルトに慣れさせて対策をしておくと、粗相や『マーキング』で悩まされずに済みます。
長時間の移動をする場合には旅行中に粗相をして困ってしまうことが多いので、マナーベルトを用意して何度か使用しておき、拒否されないようにしておきましょう。
犬が旅行先でトイレをしない!?~原因と対処法~宿泊旅行に行く場合には犬のケージ・クレートを用意して慣れさせておきましょう。
ケージがなくても泊まれるところもありますが、あった方が犬が安心して部屋で過ごせるようになります。
いつもと違う環境では落ち着かなくて眠れず、夜中ウロウロしたり、無駄吠えたりしてしまうこともあります。
普段からケージで寝るように慣らしておけば安心です。
ケージやクレートでなくても、普段から寝床として使っているクッションやペットベッドでもok!
食事やトイレもケージの中という風にしつけをしておくと、旅行先でのトラブルを減らせます。
ただ、ケージに慣れていないと入ってくれないので、旅行先でも使いやすいケージを自宅でも使用するのがおすすめです。
犬との旅行でおすすめのケージ8選旅行前にシャンプーをして身だしなみを整えるのは大切なマナーです。
身体を清潔にして、ノミやダニなどのリスクがない状態にしておきましょう。
トリミングやブラッシングもしてきれいな姿で出かけるのが飼い主にもワンちゃんにとっても重要です。
ホテルや旅館に入るときにも外でブラッシングをするのもマナーなので忘れないようにしましょう。
犬専用の宿泊施設では、ワンちゃんがベッドやソファーを使っても良いルールになっていることもあります。
ただし、『ペット可』や『同伴可能』の宿泊施設の場合はその限りではありません。
事前にルールをチェックして遵守しましょう。
チェックインのときに説明してもらえる場合もありますが、当たり前と思われていて特に説明がないこともあるので自分で確認するのが大切です。
犬は居心地が良さそうなところを探して飛びついてしまうことが多いので、しつけをしておくのも大切です。
どうしても気になる人は、大きなペットシーツ等を持参してソファーを覆ってしまいましょう!傷や汚れを気にせず使えますよ。
部屋に入ったらすぐに、ベッドやソファーにペットシーツかけて、いつも使ってるクッションやマットを敷いて居場所を作ってあげると良いでしょう。
ホテルや旅館ではベッドやソファーで犬と一緒に遊びたいと思う人も多いでしょう。
ペットシーツを持参して、ベッドやソファーが汚れないようにすれば大抵の施設では問題になりません。
爪で傷を付けると弁償になる場合があるので、厚めのペット用シーツを用意し、爪も切り揃えておくのがおすすめです。
部屋に入ったらすぐにベッドやソファーにペットシーツをかけておけばトラブルにならないので安心です。
旅行中にドッグランやトレッキングなどに出かけると、人だけでなく犬も大汗をかきます。
シャンプーをしてきれいにしたいと思うのはもっともなことで、マナーとしても適切です。
ただ、宿泊施設に帰って人用のシャワールームで犬を洗うのはマナー違反です。
犬用にシャンプーできるスペースが用意されている場合が多いので利用しましょう。
ドッグランなどの施設内にシャンプーできる場所が用意されていることもあります。
抜け毛の量や毛の質も違うので排水溝が詰まってトラブルになる場合もあります。
もし施設内に犬用の設備がないなら、フロントで聞いて紹介してもらいましょう。
流せるウェットシートを持参しておくのも良いですね!
宿泊施設に用意されているタオルは人用で、犬用ではない場合がほとんどです。
犬用としてタオルなどのアメニティグッズが用意されている施設もありますが、特に犬用やペット用と表示されていない場合には飼い主が使うために用意されたものです。
人用のタオルは犬には使わないのがマナーなので覚えておきましょう。
また、一般的には部屋に設置されているタオルを外に持ち出すことがルールで禁止されています。
バスタオルを散歩のときに持って行き、水遊びの後に犬の体を拭くのに使うのはご法度です。
利用規約に書かれていなくてもマナー違反なので、外で使用するタオルは自分で持参しましょう。
フンやペットシーツ、マナーベルトなどのペット関連品の処分は適切におこないましょう。
散歩中に犬がフンをしたら持ち帰るのは当然のマナーです。
施設の利用中の場合には施設のルールに従って持ち帰るか、適切なゴミ箱に捨てて処分してもらいましょう。
ペットシーツのように大きなものは基本的に持ち帰りです。
マナーベルトのような消耗品は捨てられる仕組みになっている宿泊施設もあります。
ただ、基本的にはペット関連品も持ち帰りが原則です。
どのような場合でも持ち帰れるようにビニール袋・ジップロックを多めに持参してマナーを守りましょう。
犬との旅行では守るべきルールもマナーもたくさんあります。
初めての旅行でトラブルを起こさないためには、飼い主が自覚を持って事前に準備を整えておくのが何よりも大切です。
犬と一緒のときの旅行計画の立て方を飼い主が理解し、旅行中にトラブルが起こらないようにしつけや予防接種をしておくのが最も重要なポイントです。
周りの人や施設に迷惑をかけないのがマナーなので、ここで紹介したトラブルのリスクを考えて準備をしてから旅行に出発しましょう。